
更新日:2022.08.27祝3歳!!!
祝3歳!!!
みなさんこんにちは。
本日8月27日は!!オグロワラビーのアスタのお誕生日です!!
今年で3歳になりました。
お誕生日なので普段はあげていないスイカをあげてみました!
最初は不思議そうにスイカを見ていましたが、
一口食べるとおいしいとわかったのか、しっかりとつかんで食べていました。
その後も外であげてみると、大切そうに両手で持ちながら食べていました!
さて、ご存じの方も多いと思いますが、
アスタはバロンとオハナを出袋させた立派なお母さんです。
(バロンが袋にいるとき)
(オハナが袋にいるとき)
オグロワラビーのメスは約15ヶ月で性成熟を迎え、繁殖が可能になります。
アスタは約1歳6ヶ月の時にバロンを、その約7ヶ月後にオハナを出袋させました。
7ヶ月後にもう次の子が生まれてくるの??と思った方も多いと思います。
なんとオグロワラビーは妊娠中に妊娠ができるのです!!
そのため、野生下のオグロワラビーは1年中妊娠しているといわれています。
1年中妊娠が可能な理由としてまず、子宮が2つあることがあげられ、
オグロワラビーはカンガルー科の中で唯一妊娠期間よりも短い性周期をもっています。
オグロワラビーなどの有袋類は別名二子宮類とも呼ばれており、2つの子宮があります。
なので、通常は子宮内に胎児がいる場合、次の胎児が成長する場所はありませんが、
子宮が2つあることで次の胎児が成長することが可能になります。
2つ目の理由として、『胚休眠』が起こっていることがあげられます。
胚休眠とは受精後の胚が子宮に到達するのを遅らせることです。
このような理由が考えられていますが、まだ妊娠中に別の妊娠をすることがわかった
というだけで詳しい妊娠の仕組みはわかっていないようです。
少し難しい話になってしまいましたが、
アスタはバロンとオハナを出袋させた立派なお母さんということを
知っていただけたらなと思います。
お母さんといってもまだまだ3歳になったばかりなので
これからも元気に過ごせるように飼育環境を整えていきたいと思います。
飼育展示係 サトウ