
更新日:2020.07.21他力本願
更新日:2020.07.21
他力本願
今年も例年通りにミヤコタナゴの稚魚が育っています。
タナゴは二枚貝に卵を産み付けて、貝の中で孵化した稚魚は約1か月間過ごしてから外に出てきます。左下の貝は産卵床として投入したカワシンジュガイです。
今年は5月初旬に産卵させて、稚魚が貝より出てきましたが、目標数である100匹には到底及ばずに、50匹ほどしか浮上してきませんでした。
原因は貝の飼い方にありました。貝さえ用意すれば、飼育技術の乏しい自分のようなキーパーがあくせくすることなく簡単に繁殖させることができるのですが、今年は頼みの貝がいくつか死んでしまいました。
現在、生き残っている貝に頑張ってもらって今年最後の稚魚浮上にチャレンジしています。うまくいけば、8月初旬に稚魚が浮上してきます。展示中の水槽でご覧いただけます。
(飼育展係 川崎立太)