
更新日:2025.10.02何をしているかな?
何をしているかな?
みなさま、こんにちは!
前回のブログでは、「フランソワルトンを見分けてみよう!」ということで、フランソワルトンの見分け方についてご紹介しました。
(その時のブログはこちら:「フランソワルトンを見分けてみよう!~初級編~」「フランソワルトンを見分けてみよう!~上級編~」)
今回は、展示場で過ごすフランソワルトンたちの観察ポイントを2つご紹介します。
1つ目は、餌を食べる行動です。
フランソワルトンは、葉を主食とするサルの仲間です。
展示場にはフランソワルトンたちが食べる枝葉を設置していて、食べる様子を観察することができます。どんな食べ方をしているのか、どの葉っぱが好みなのか、などじっくり観察しているとだんだん分かってくると思います。
今年の4月に生まれたミントとダイダイも、葉っぱに興味を持ち始めて食べています。赤ちゃんたちの成長を感じられると思いますので、展示場で過ごしている赤ちゃんたちの様子をぜひ見てほしいです!
2つ目は、長い尻尾でバランスを取る行動です。
フランソワルトンたちは、展示場内を移動する時やお昼のエサをあげる時などに、勢いよくジャンプして跳び移りますが、この時、長い尻尾がバランスを取るのに役立っています。
フランソワルトンの長い尻尾は、同じように長い尻尾を持つウーリーモンキーのように、枝などに巻きつけることはできないですが、意識的に振ったり持ち上げたりすることはできます。
木から木に跳び移ったり、木の上を歩いたりするフランソワルトンの尻尾の動きにも、ぜひ注目してみてください!
フランソワルトンたちの顔と名前を一致させて、行動観察をしてみると、それぞれの特徴や性格が見えてくるのでとても面白いです。ぜひ前回のブログ「フランソワルトンを見分けてみよう!」を参考にしながら、個体識別にも挑戦してみてください!
どこで過ごすのが好きなのか、他のどの個体とよく一緒に過ごしているのか、どの枝葉が好きなのか、みなさんもぜひ発見してみてください!
飼育担当 塩澤