
更新日:2025.07.08フランソワルトンを見分けてみよう!~上級編~
フランソワルトンを見分けてみよう!~上級編~
みなさま、こんにちは!
前回に引き続き、フランソワルトンの個体識別チャレンジということで、ニンニンの群れの残りの3頭についてご紹介します。
今回は上級編です。
体の大きさがあまり変わらないオス3頭なので、前回の初級編と比べると難しいかもしれません。
私も見分けるのに一番苦戦しました。
まずは、ニンニンです。
ニンニンは23歳で、群れの中で高齢のため、顔に特徴が現れています。
口周りには白い毛がツンツンと生えていて、目の下あたりにしわがあります。
また、少し骨ばっている顔の形をしています。
ニンニンは群れのリーダーです。
展示場や周囲に異常がないかパトロールしている姿がよく見られます。
個体を見分ける際に、その個体がどのような動きをしているかという情報も判断材料になるかもしれません。
別アングルのニンニン。
次に、レモンです。
レモンは、体の大きさや顔の形はニンニンに似ています。
ですが、ニンニンより若く7歳のため、口周りの白い毛やしわは見られません。
鼻筋と目の二重線がはっきりとしていて、凛々しい顔つきをしています。
ちょうどニンニンと同じ体勢の写真を撮れたので、比較してみてください!
最後に、ロンロンです。
ロンロンは5歳で、3頭の中で体の大きさは若干小さいです。
顔の形が丸く、目が少し離れているため、かわいらしい顔つきをしています。
いかがでしたでしょうか。
写真を見てみると、3頭の違いを比較しやすいのではないかと思います。
実際に展示場で探すとなると、動き回ることが多く、個体を見失ってしまうかもしれません。
個体識別に最適なタイミングは、お昼の餌をあげる時間です。
餌を食べる時は、動き回らずに座った状態で食べ続けることが多いので、個体識別がしやすいです。
8月末まで、飼育員のとっておきタイム(11:45~ ※8月の土日祝は、16:00に変更になります。)でお昼の餌をあげながらガイドをしますので、展示場前で個体識別にチャレンジしてみてください!
(オナガザル担当 塩澤)