更新日:2022.02.02フラミンゴじゃないよ!
フラミンゴじゃないよ!
本日は
フラミンゴの赤ちゃん
と言われてしまいがちな「ショウジョウトキ」です。
・・確かに赤くて、首が長いからそう見えるかもしれません。
しかし、日本のトキと同様トキの仲間なんです。
特に、 シロトキ ととても近い種です。
*シロトキ
そして、フラミンゴの赤ちゃんの次によく言われるのが、
「でもトキって絶滅したんだよね?」
確かに、トキは絶滅しました。(2003年)
ですがそれは、日本産のトキです。
※現在は1999年に中国からトキを寄贈してもらい、新潟県にある「佐渡トキ保護センター」で保護増殖事業を行っています。
他にも、東京都の多摩動物公園や石川県のいしかわ動物園、出雲市トキ分散飼育センター、長岡市トキ分散飼育センターなどでも保護増殖事業に取り組んでいます。
ちなみに、中国のトキと日本のトキの遺伝子の差は個体差程度と言われています。
これは、日本人一人一人の遺伝子の違い程度だそうです。
世界中にはトキの仲間が約25種類いると言われています。
当園でも飼育しているホオアカトキやクロツラヘラサギもそうですが、
トキの仲間には、日本のトキ以外にも絶滅が心配されている種がいます。
*ホオアカトキ
数の減少理由は過剰な狩猟や農薬の使用により数が減少したと言われています。
*クロツラヘラサギ
数の減少理由は、水辺に落ちている釣り糸や釣り針がクチバシに絡まることで
口を開けられなくなってしまい、エサが食べられなくなるなどの事故が起きています。
どちらも人間の活動による影響により数が減少しております。
現在数が多いからと考えていると、日本のトキのようにいつかいなくなってしまうかもしれません。
クロツラヘラサギやホオアカトキが安心して暮らせる環境になるように
一人一人がやれることに取り組んでいきたいですね。
※私は家の近くのごみ拾いを始めました。
大腿直筋の筋肉痛がとれない
バードケージ担当 多田 竜海