
更新日:2025.07.28㊗オマキベビーズ1歳! ~ベビーズ誕生から現在まで~ ②
㊗オマキベビーズ1歳! ~ベビーズ誕生から現在まで~ ②
今回は後編です。
前編はこちらからご覧ください。
生後5ヶ月ごろから、2頭の成長にかなり違いが現れ始めます。
「ジュンイチベビー」は徐々に母親の背中から離れて行動することが増えてきた一方、「まことベビー」はまだ一日のほとんどを母親の背中の上で過ごしていました。
これは母親の性格によるところが大きいようです。
「ジュンイチ」は近くで見守りつつも比較的自由にさせていましたが、「まこと」はなかなか過保護気味。
「ジュンイチベビー」の方が2週間あとに生まれましたが、よく動くおかげで体つきも大きくなっていきました。
また、「まことベビー」自身もずっと母親と一緒にいたためか、生後6ヶ月ごろに初めて他の個体に預けられた際、母親を求めてか「ピー!ピー!」と泣きわめく始末。
ですが、これを皮切りに「まことベビー」も他の個体におんぶされたり、一頭で動き回ることが徐々に増えてきました。
ちなみに「ジュンイチベビー」が動き回り始めたころ、また「まこと」の欲張り子育てモードが再発動しました。
ベビーズもだいぶ大きくなり、もう終わったものだと思っていたのですが...。
しかし、この時の欲張り子育てモードも数日で終わり、その後みられることはなくなりました。
「まこと」は群れの最年長&トップの個体ですが、22歳とやや高齢にはなってきています。
真偽は不明ですが、もしかしたら群れの中でなんとか順位を保とうと、子育てをすることで周囲にアピールしているのかもしれません。
授乳については、7月7日に「まこと」親子の授乳を確認して以降、担当者の方では確認できていません。
一般的な離乳の時期は生後13~14ヶ月ごろだそうなので、もしかしたら担当者の見ていない間にまだ授乳している可能性はあります。
母親から離れて過ごす時間がかなり増えてきていますが、まだおんぶの姿はご覧いただけます。
しかし、この姿が見られるのも親離れまでのもう少しの間。
ぜひ今のうちに見にいらしてくださいね。
もう少ししたら性別判定をして、正式な名前もつく予定です。
今後もオマキベビーズをはじめ、フサオマキザルたちを温かく見守っていただけると嬉しいです。
飼育展示係 小島