更新日:2025.07.26㊗オマキベビーズ1歳! ~ベビーズ誕生から現在まで~ ①
㊗オマキベビーズ1歳! ~ベビーズ誕生から現在まで~ ①
この夏、フサオマキザルの赤ちゃんたちは1歳の誕生日を迎えます。
今回のブログでは、オマキベビーズが生まれてからの1年間を振り返りたいと思います。
2024年7月21日、「まことベビー」が誕生しました。

2週間後の8月4日には「ジュンイチベビー」が誕生。
※母親は「ジュンイチ」という名前ですが、ちゃんとメスです。

そして「ジュンイチベビー」が誕生したこの日、「まこと」が「ジュンイチベビー」を取りあげてしまう欲張り子育て事件が発生。
詳細は以前アップしたこちらのブログをご覧ください。

なんだかんだありましたが、赤ちゃんたちは順調に育っていきました。
生まれてすぐの赤ちゃんは、まだ「おんぶの状態」というよりは「背中に何かくっついている状態」ですね。
なんだか力なく頼りなさそうに見えますが、赤ちゃんは生まれたばかりでも握力が強く、母親が走ろうがジャンプしようが逆さまになろうが、しっかりしがみついて振り落とされることはありません。

生後20日ごろにはシワシワだった顔も可愛らしくなってきて...、

生後1ヶ月もすると随分サルらしくなり、しっかり「おんぶの状態」になってきました。

生後1ヶ月半~2ヶ月ごろから、徐々に母親の背中から降りるようになりました。
餌にも興味を示し、まだ食べることはできませんが、大人たちの真似をしてペロペロなめています。

そして、この頃から「ジュンイチベビー」は母親以外の個体が背負っていることも増えてきました。
フサオマキザルは群れのみんなで子育てをする習性をもち、母親以外も交代で赤ちゃんの面倒をみます。
中でも特によく面倒をみていたのが、当時3歳の「マカコ」。
同じく当時3歳の「ジュンゾウ」とともに、今回の赤ちゃんたちが生まれるまで末っ子だった個体です。
はじめての弟or妹にとても興味津々の様子でした。
ちなみに、「まことベビー」は「まこと」が手放したがらず、生後6ヶ月ごろまで他の個体に預けているのを見ることはありませんでした。

生後3ヶ月ごろからは、柔らかいものから徐々に食べられるようになってきました。
まだまだ食べるのは下手っぴなので、顔や口元はべちゃべちゃなことが多いです。

こちらは当時生後3ヶ月半の「まことベビー」。
ペレットに挑戦してみたようですが、硬くてまだ食べられず、しばらく咥えたままの状態でした。

長くなりましたので、今回は一旦ここまで。
続きは後編にて!
飼育展示係 小島