ホトのことをもう少し・・・

7歳の時のホト。
肉付きも良く健康そうです。



野毛山動物園に保護されて展示されるようになったホト（写真右）。
同じく2009年の5月に神奈川区で保護された"カナ"と一緒に
飼育されていたようです。
しかし大きくなるにつれケンカするようになり
カナとタマキチ（2月17日に死亡：その時のブログはこちら）
の2頭とホト1頭に分けたようです。



5歳のホト、若々しいです。



9歳になったホト、被毛がボサボサしてくるようになり
毛が擦れて皮膚がカサカサしてきました。　

換毛もうまくできないようです。
検査しても異常なし。
年を重ねて、お肌のトラブルが目立つようになってきました。
サプリメントなど与えてみたのですが・・・



今年2月のホトです。　
最初の写真と比べてみるとずいぶんと
おばあちゃんになったのが分かります。
でも食欲は旺盛でした。
そして先日・・・



展示場前のネームプレートに死亡のお知らせを掲出した翌日、
お花をいただきました。
ホトは隠れたファンの方に愛されていたのは知っていたのですが。
本当にありがとうございました。

とうとう1頭になってしまったカナ。
カナは臆病で人嫌いそしてホトと同じ12歳、ということで
寒さに向かうこの季節
展示場と寝室の扉は開放のままとさせていただきます。
せっかく来園されてもホンドタヌキをご覧いただけないことが
多いと思いますがご理解のほどお願いいたします。
今年になって、タマキチ、ホトと2頭の野毛山動物園の仲間を失い
お隣のハクビシンもすでにチュウ1頭。
高齢の個体ばかりの小獣舎、暖かい応援をよろしくお願いいたします。

（飼育展示係　田島）

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