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タマキチ 安らかにの写真

更新日:2021.02.26タマキチ 安らかに

更新日:2021.02.26

タマキチ 安らかに

2021217日、ホンドタヌキのタマキチが
静かに息を引き取りました。

DSC03792.jpg
3年前のタマキチ

2007
626日に、川崎市の多摩川で保護されて
野毛山動物園にやってきました。
その年に生まれた子供のようです。
名前は多摩川に因みタマキチ。
今年の春で14歳になる"おじいさん"でした。

2009
年に保護されたメスのカナと、いつも一緒でした。
過去のブログはこちら

DSC06610.jpg

タヌキの寿命は10年位。
タマキチも最近足腰が弱くよろよろ歩いていたので心配してはいたのですが・・・
それでもエサ場には真っ先に出ていき、臆病なカナがモタモタしている間に
カナの分の肉を食べてしまうこともしばしばでした。
亡くなる前日も食欲旺盛で与えたエサは全て食べていました。
フタコブラクダのツガルさんでおなじみの"コエンザイムQ10"の効果でしょうか?

17
日の昼頃、いつもの部屋の箱の中で
カナと体を密着したまま、静かに息を引き取っていました。
タヌキの中には、まだまだ長生きをする個体もいることにはいますが
天寿を全うした、と言ってよいでしょう。

小獣舎に響くカナの悲しげな鳴き声が切ないです。

病気や事故で、早くに命を失ってしまうことは
どんな理由があるにせよ、心苦しくやるせない思いになるものです。
自分も過去に何度そんな経験をしたことか・・・
(タマキチが亡くなった前日16日は、金沢動物園で担当だったクロサイ
"フウカ"の命日でした。2歳を前にして残念ながらその命を助けることは叶いませんでした。)
命あるものは必ず死にます。
その動物の寿命といわれる年齢を超え、大病もせず 
安らかにあの世に旅立ったタマキチには 

悲しみの気持ちと同時に感謝の気持ちでもいっぱいです。
今までの担当者にも感謝です。皆、気を配りながら飼育していたことでしょう。

タマキチ、野毛山動物園にいてくれてありがとう。 

(飼育展示係 田島)