更新日:2026.09.11住む場所が狭くなる
住む場所が狭くなる
山林を管理する上で、伐採は山林の機能を向上させるために必要なことですし、天然資源を有効活用するため、森林資源を利用することも自国の経済のためには必要な事かと思います。
しかし、どの地域でも問題になっているのは盗伐になります。
盗伐の種類として・・・
・伐採許可量や許可区域を超えた伐採
・国際条約で保護された樹種など伐採禁止樹種の伐採
・国立公園や森林保護地域内など禁止地域での伐採
・書類を偽造した取引
・密輸
・先住民等の伝統的権利を無視した伐採
・森林計画等に定められた伐採量、指定樹種・径級、伐採方法等を守らない伐採
などがあげられます。
また、短期的な経済的利益を求めて森林を農地に転換したり、過度な木材伐採が行われたりしており、これが地球規模の環境問題となっています。
違法伐採された木材の流通は、地球環境の破壊だけでなく、正当なコストを支払わない不当に安い木材が市場に出回ることで公正な取引を妨げる大きな問題となっています。
その対策として、FSC認証の木材(環境・社会・経済の便益に適い、適切に管理された森林から生産された木材や、リスクの低い原材料を使用した製品を消費者に届ける国際的な森林認証制度)やフェアトレード(発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入し、現地の生産者や労働者の生活向上と自立を支える「公正な取引」)により流通した木材などを使用する必要があります。
木材は貴重な天然資源です。
また、私たちの手元に天然資源が形を代え届くまでには多くの人々が携わっています。労働に適切な対価を支払われることできっと、違法伐採も減っていくことでしょう。
レッサーパンダのブログでしたが、はじめから、脱線してしまいました。
違法伐採はスポット的に森林が消失していきます。レッサーパンダは縄張りをもつ動物でオスは1.73km²で、メスは0.94km²と言われています。
いま、住んでる森林が突然無くなったら、そこに住むレッサーパンダはどこに行くのでしょうか?

朝起きて住む場所がなくなっていたら、青天の霹靂のように唖然とすることでしょう。そして、新たに縄張りを確保するのは、とても難しく、なかには縄張りを確保できない路頭に迷う個体も出てきてしまいます。

天然資源を適切に管理していくとで、生息地の生態系の保全、そこで生活をする人々の生活が守られていくことになります。
天然資源を利用する場合、そこに関連する動植物および人々の生活にも目を向けていただければと思います。
飼育展示係 大滝