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ラスクマルのあそこ 最終回の写真

更新日:2026.03.15ラスクマルのあそこ 最終回

更新日:2026.03.15

ラスクマルのあそこ 最終回

前回から3か月経過してしまいましたが、今回がいよいよ最終回になります。

(前回のブログはこちら:ラスクマルのあそこ④ 

 ラスクマルのマストは1月に終了し、現在はかなり穏やかな性格に戻っています。

今回のマストでは、体重は4806㎏まで落ち、昨年6月に記録した最高体重5492㎏から686㎏の減少が見られました。現在は5172㎏まで戻っています。これから順調に増えていくことと思います。この減少分をわかりやすいものに例えようと『680㎏のもの』と検索したところ最大級のクロマグロと出てきました。よけいわかりづらかった...💦

ちょっとふっくら?ラスクマル.jpg

  

現在のオスゾウの飼育では、マスト期の体重減少を極力おさえるために少しでも嗜好性のよい餌を給与するのが一般的になっています。

しかし日本でオスゾウの飼育数が増えだした340年前は、マスト期の激しさを少しでも早く鎮めようと餌の給与量を減らす飼育をしていました。それはおそらく原産国であるインドやタイで使役に供していたオスゾウの飼育方法を参考にしていたためだと思われます。

現地では伝統的にマストの時期の餌の給与量を減らし、マスト期を早く終わらせ、なるべく早く使役に供するということでしょうか。つないだままにして餌を給与せず、塩と水だけを給与するなんて話も聞いたことがありました。

おだやかな顔?.jpg

  

しかし最近では欧米の飼育方法を容易に参考にできるようになり、ずいぶん変わってきました。ゾウのように当たり前のように動物園にいて、よく知られている動物であっても、わからないことは山のようにあります。またこのように動物飼育の常識も時代とともに変化していきます。現在の常識がゆくゆくは非常識になるかもしれません。

これからも情報収集を怠ることなく飼育にあたっていきたいものです。

 (  飼育展示係   栗原  )