よこはま動物園ズーラシア公式サイト

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横浜市繁殖センターの事業紹介

希少動物の保全に関する研究事業

横浜市の3動物園及び大学等と連携して、生物多様性の保全を目的とした研究として次の3つの取組を中心に行っています。

繁殖の仕組みを知る

繁殖生理を科学的に分析し、繁殖技術を確立するため、性ホルモンの分析や遺伝子による雌雄判別を行っています。3動物園の希少動物を中心に、糞中ステロイドホルモン測定による妊娠判定等に取り組み、対象種の飼育繁殖計画等に役立てます。

遺伝子を守る

近親交配を避け、遺伝子の交雑を防ぐため、複数雄がいる群れで飼育されている動物では、父子関係が不明瞭なことがあることから、DNA解析により父子鑑定を行います。また、外見から亜種や地域個体群の判定が困難な場合、DNA解析により特定します。

遺伝子を残す

絶滅のおそれのある野生動物の遺伝資源を将来に残すため、配偶子(卵子・精子)や細胞を液体窒素タンク内に凍結保存しています。これら配偶子を用いて、人工授精に関する研究も行います。平成26年3月からは、(公社)日本動物園水族館協会の配偶子バンクを設置し、全国の動物園が飼育する希少動物の配偶子の保管も行っています。

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日本産希少動物の保全

横浜市繁殖センターでは横浜市内を始めとする国内の希少動物の飼育下繁殖や研究に積極的に取り組んでいます。

ミゾゴイの試験放鳥事業

平成25年から傷病鳥獣として保護された個体を飼育し、繁殖に取り組んできました。令和5年からは金沢動物園とも連携して繁殖した個体の放鳥も行っています。

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横浜の在来カエル類の生息域内保全事業

生息地の減少に伴い数を減らしている在来カエルの保全のため、飼育下での繁殖に取り組んでいます。令和3年からは横浜市繁殖センターで繁殖した横浜市内産ムカシツチガエルを再導入する取組も始めています。

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国際的な希少動物の保全と国際貢献

国際的な絶滅のおそれのある野生動物の飼育下繁殖に取り組むとともに、野生復帰活動や国際保全計画への参加等、国際貢献を進めています。

インドネシア・カンムリシロムク野生復帰事業

2004年から10年間毎年、インドネシア共和国の研修員の受け入れや日本からの専門家の派遣を行い、インドネシアにおける保護活動や飼育・繁殖、環境保全に関する技術協力を行ってきました。これまでに160羽のカンムリシロムクを生息地であるバリ・バラト国立公園の繁殖施設や、本種の血統を管理しているジャワ島にある動物園タマンサファリ・インドネシアへ送りました。この活動により、バリ・バラト国立公園の繁殖技術は向上し、生息地周辺の住民と協働した保護活動が開始されるに至りました。

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ニューカレドニア希少動物研究交流事業

横浜市政100周年を記念して、1989年5月に1ペアのカグーがニューカレドニア南部州政府から横浜市に寄贈されました。また、1996年3月に横浜市とニューカレドニア南部州政府は「横浜市とニューカレドニア南部州政府の野生動物に関する交流合意書」を締結し、ニューカレドニアの固有種であるカグーやその他の希少動物の保全に関する学術交流と動物交換を行っています。

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