よこはま動物園ズーラシア公式サイト

twitter facebook youtube instagram
『ズーラシアの歩き方~オセアニアの草原編~』の写真

更新日:2026.06.14『ズーラシアの歩き方~オセアニアの草原編~』

更新日:2026.06.14

『ズーラシアの歩き方~オセアニアの草原編~』

『オセアニアの草原』ゾーンでは、オーストラリア大陸特有の乾燥した大地と広大な景観が鮮やかに再現されています。

このエリアは、なだらかな丘陵地、風化を感じさせる巨石、そしてユーカリやアカシアの疎林(まばらな林)といった要素を組み合わせることで、大陸の空気感を演出しているのが特徴です。

   

1. 展示と観覧エリアが一体化する「オージーヒル」

休憩広場である「オージーヒル」は、カンガルー展示場と共通の空間デザインを採用しています。これにより、観覧エリアと展示エリアの境界を感じさせず、目の前にどこまでも草原が広がっているかのような開放感を作り出しています。

オージーヒルからカンガルー展示場を望む.jpg

オージーヒルからカンガルー展示場を臨む

展示場のアカカンガルー.jpg

展示場のアカカンガルー

    

また、観覧園路上には風化した砂岩をイメージしたストーンアーチを設置。「亜寒帯の森」から移動してきた来園者を自然にビューポイントへと誘うとともに、風の力が作り出す乾燥地帯特有の造形美を伝えています。

オセアニア景色.jpg

『亜寒帯の森』から『オセアニアの草原』方面を臨む

ストーンアーチ全景.jpg

ストーンアーチ

   

2.生態を際立たせる展示の工夫

アカカンガルーの展示場に隣接する「セスジキノボリカンガルー」のエリアでは、ユーカリの疎林で周囲を囲むことで、樹上生活を送る彼らの存在を際立たせています。

ここでは、パドック中央に配置された擬木の高さにも注目です。キノボリカンガルーが留まる位置を、ちょうど来園者の目線の高さに設定することで、その独特な生態をじっくりと観察できるように工夫が凝らされています。

景観と動物の生態が密接にリンクしたこのエリアでは、オセアニアの厳しい自然環境に適応した生き物たちの姿を、より身近に感じることができるでしょう。

キノボリカンガルー周りのユーカリ植栽.jpg

キノボリカンガルー展示場周りのユーカリ植栽

キノボリカンガルー観覧ビュー.jpg

キノボリカンガルーの観覧ビュー

    

★『オセアニアの草原』のトリビア

<磁石シロアリ>

カンガルーの展示場の奥(レッサーパンダへのショートカット園路沿い)に壁のようなものが2枚あります。実はこれ、「磁石シロアリ」の巣のレプリカです。磁石シロアリとは、オーストラリア大陸北部に棲むシロアリの一種で、壁状のアリ塚をほぼ正確に南北を軸にして東西方向に向いて作るため、そう呼ばれています。

生息地である暑い熱帯サバンナ地域で、太陽光線による巣内の熱をコントロールするために、このような形になったと言われています。(現在は当該ショートカット園路が工事中のため、6月29日(月)まで間近ではご覧いただけません)

磁石シロアリ塚.jpg

次回は『中央アジアの高地』編です。お楽しみに~

     

※過去の連載はこちら

『ズーラシアの歩き方~アジアの熱帯林編~』

『ズーラシアの歩き方~亜寒帯の森編~』