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更新日:2026.09.18住む場所が安全ではない

更新日:2026.09.18

住む場所が安全ではない

レッサーパンダの野生での数が減少している要因の1つに、家畜や犬からうつされる伝染病があります。

農業開発などで森林が破壊され近隣に人が住むことで、家畜や犬などのレッサーパンダへの接触が増え、感染症が拡大する危険があります。

また、飼い犬との闘争や家畜・害獣用に仕掛けた罠への混獲の危険もあります。

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特殊な地域に生息する動植物達はその地域に適した進化を時間をかけて遂げていますが、短期間で広まってしまうような感染症に極端に弱い傾向にあります。

レッサーパンダでは、その最も大きな例が犬ジステンパーウイルスとなります。

ジステンパーウイルスは南米が起因とも言われていますが、18世紀にヨーロッパに広まったあとパンデミックが起きたとされ、ニホンオオカミの絶滅もこの犬ジステンパーウイルスが関係しているとも言われています。また、1994年にはタンザニアのセレンゲティ国立公園に生息するライオンでも集団感染が起きています。

この、犬ジステンパーウイルスに、レッサーパンダは高い感受性をもち、犬では予防的に打つ生ワクチンでも発症すると言われています。レッサーパンダに限らずジステンパーウイルスは発症すると高い致死率を有しています。

ジステンパーウイルスは人へは感染しないと言われていますが、動物と人間が感染する病気は多く存在します。

人と野生動物が共存していくうえで、適切な距離や環境を保っていくのがとても重要になってきます。人の考えが変われば世界は変わることでしょう。

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もし、いまペットを飼っていてワクチンや予防薬を与えていなかったとしたら、その子の病気のことや、飼い主に病気が感染する可能性。はたまた、外の世界への感染などが懸念されるため、今一度お考え頂けたら幸いです。

 

飼育展示係 大滝