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(お誕生日おめでとう!)×3の写真

更新日:2022.05.02(お誕生日おめでとう!)×3

更新日:2022.05.02

(お誕生日おめでとう!)×3

世の中ではゴールデンなウイークに突入。

野毛山動物園はGW中も、もちろん無料で開園しております!

しかも5月は休園日なし!!

GWに突入した野毛山動物園入園口の花壇.jpg

GWは混んでいるから」と自粛してくださっている方も、ご都合のよきタイミングでのご来園をお待ちしております!!!

お越しの際は、ご自身のため、大切な人のため、そして新型コロナウイルスに感染しやすい動物たち(サル、ネコ、イタチなど)のため、基本的な感染症予防対策を講じて、野毛山動物園をお楽しみください。

園内が賑わっているこの時期、私の担当する動物たちにとっては、ハッピーなバースデーが連日続きます。

孵卵器内に孵化したばかりのインドクジャク№23と孵化前の卵.jpg

インドクジャクNo.23430日を皮切りに51日はミナミコアリクイのアサヒ(雄)、そして53日がインドクジャクNo.24の誕生日になります。

『みんな、お誕生日おめでとう!』

いっぺんにブログで報告しているからって決して愛情が1/3ではありません。

むしろ、『おめでたいことが3倍』ということで、今回はみんな一緒のお祝いブログです。

中雛の頃のインドクジャク№23(右)と№24(左)が止まり木に止まってる.jpg

インドクジャクNo.23とNo.241歳になりました。

孵卵器内(人工孵卵のため)で孵化し、2羽一緒に大きくなりました。

まだ羽は完全に白くなってはいませんが、だんだんと大人の装いになってきた2羽。

現在のインドクジャク№24.jpg

最近ではNo.24が力を増し、飼育担当者が餌をあげる際に餌が入っているバケツに飛び蹴りをお見舞いしてくるぐらいになりました。

これは、当園の雄クジャクがよくする行動のひとつです。

「No.24、雄かな???」

とはいえ、まだ見た目では雌雄判別ができないので、今のところ2羽を(まだ内緒の)仮名で呼んでいます。

No.23はというと、No.24に押され気味な感じもありますが、とても穏やかな個体です。

現在のインドクジャク№23.jpg

体の大きさからすると「No.23も雄かな???」

とは思っていますが、今は『飼育担当者の印象』のレベルなので、きちんと雌雄が確定できる時期がきたら、またご報告します。

成長して、大きな部屋に移動したインドクジャク2羽.jpg

近況はというと、アオダイショウ対策を講じた部屋に住んでいましたが、かなり手狭になったため、今までよりも2倍の広さの部屋に2羽で引っ越ししたところです。

2羽の関係性を観察していると、No.23がやや劣勢になってきている感じで、もし雄同士だとすると、「そろそろ単独飼育かな?」という雰囲気ですが、練習で2羽を離すとNo.24が動揺し、No.23を探すかのように大声で鳴くので、1羽暮らしはもう少しお預けです。

続いてはこの写真。

6年前ミナミコアリクイのアサヒが車で輸送されてきた様子.jpg

つい最近見た気が?

決してデジャヴではありません。

ミナミコアリクイのアサヒが獣舎にキャリングケースで運ばれたところ.jpg

これはミナミコアリクイのアサヒが野毛山動物園に入園(2016314日)した時の写真です。(上の隙間から、鼻先と前肢の爪が見えています)

あれから6年たち、アサヒは8歳になりました。

当時、私は野毛山動物園に異動前だったため、アサヒの入園は見ることができませんでした。

しかし、アンの入園を機に、久々にアサヒの入園当時の写真フォルダを覗いてみたところ、

当時1歳だったミナミコアリクイのアサヒが入園した日(止まり木上).jpg

こんな写真が出てきました。

「まだ小さかったね。アサヒ!」

あどけなさが残るアサヒ(当時110か月)。

ミナミコアリクイのアサヒが止まり木の丸太にしがみついている様子.jpg

ちょうど、現在のアンと同じくらいですね。

そして、今年は雌のアンと2頭で迎える誕生日。

8歳になったばかりのミナミコアリクイのアサヒ.jpg

だいぶ貫禄が出てきたかな?

あらためて。

「アサヒとNo.23とNo.24、お誕生日おめでとうございます!!!」

ミナミコアリクイのアサヒが止まり木から外を眺めて.jpg

これからも担当動物たちが健やかに、穏やかに過ごせるようサポートさせてもらいますね。

飼育展示係 大谷