
更新日:2025.10.04レッサーパンダ 成長記4
レッサーパンダ 成長記4
皆様こんにちは!
アムールヒョウ・レッサーパンダ担当です。
(前回のブログはこちら:「レッサーパンダ 成長記3」)
さて、9月上旬ごろからキクの口元をペロペロと舐める姿が観察された自然哺育の子。次第に、キクの口元を子がペロペロ舐めることがよく観察される様になりました。
↑左側に子がいて、キクの口元を舐めています。
レッサーパンダの離乳食は母親が食べ物を咀嚼(そしゃく)し、子に口移しで与えるとのことでしたので「もしかして離乳食が始まった?」なんて思っていると、毎日のようにそんな親子の姿が観察されました。
そして、それまでいた巣箱の奥の部屋から入り口に近い部屋に出て行っていることが度々見られ...。
監視カメラの画角的に死角だったのですが、「おそらく顔や前脚は巣箱の外に出していそうだなぁ」と、思っていたら、
目視で初めて確認できたのが9月16日(83日齢)。
その日の夜、キクが運び込んだ巣材の竹が滑り台のようになり、コロンと巣箱から転がり出てきました。
↑赤丸に子。青い矢印の先にキクが寝ています。
さすがにビックリしたのか数分で巣箱に戻ったものの、翌日からどんどん巣箱の外に出てきます。「子の成長って早いなあ...」なんて前夜のカメラの映像を見ながら考えていると、
↑キクの右下の方に子がいます。
↑スルスルと登り...。
↑おっと...。
↑あっという間にキクが普段使う台の上まで到達です。
最近では、私たち飼育員が獣舎にいる時間帯でも寝室内を探索している時があります。
↑朝挨拶をしに行ったら既に巣箱の上にいました。
↑キクとの大きさの違いが分かりますね♪(9月25日撮影)
やっと会えた!という嬉しい気持ちと、今後も無事に育ってくれよ!という二つの気持ちを胸に、今日も担当者は監視カメラのモニターにかじりつきます。
おまけ
↑何とも言えない表情の子に思わず笑ってしまった1枚。
秋といえば炊き込みご飯
アムールヒョウ・レッサーパンダ担当