
更新日:2025.09.26オットセイの魅力紹介その3 ~オットセイの口の中!~
オットセイの魅力紹介その3 ~オットセイの口の中!~
みなさんこんにちは!ミナミアフリカオットセイ担当です。
↑こちらは魚が欲しくてよだれが出ているオスのハジメです。
今回はオットセイの魅力紹介第3弾ということで、オットセイ達がそんな大好物の魚を食べる際に使用する「口」のお話をしたいと思います。
(前回のブログはこちら:オットセイの魅力紹介その2 ~毛の秘密編~)
①大きな口
みなさんオットセイの口の中を見たことはありますか?
ズーラシアでは健康管理のために毎日トレーニングを行っており、口の中の様子も指示を出すと見せてくれます。
こちらにいるノリの良さNo.1、オスの「いと」も、
このようにあごが外れないか心配になるくらい全力で口を開いてくれます(笑)。
よく見るとオットセイにはこのように立派な歯が生えていますが、歯はあくまで獲物を捕らえるために使い、かみ砕く等の用途では使用しません。オットセイを含むアシカの仲間は、この大きな口で獲物を丸のみにするんです!
②丸のみ系ハンター
現在ズーラシアではオットセイに、アジ、イワシ、サバ、シシャモ等の魚とイカを与えていますが、そのすべてをかみ砕くことなく丸のみにして食べます。
例えばこんな大きなイカも、
狙いを定め、
バクりとくわえ、
あとは丸のみ...。
完食!
体が小さなメスであっても、一秒足らずで顔と同じくらいの大きさのイカを平らげてしまいます。
まさに丸のみ系ハンター!!
③口汚い!?
そんなオットセイの口ですが、日によって見え方が違って、
茶色っぽくなっている日もあれば、
逆にとてもきれいな日もあります。
虫歯!?と心配になってしまいますが、オットセイにとっては健康な状態。
実はオットセイを含むアシカ科の動物の口の中には、黒い色素を出す細菌が生息しており、その細菌の影響で歯や唾液、舌が黒くなるそうです。不思議ですね...。
ということで、オットセイの口について紹介しました!
今後オットセイを観察するときは、ぜひ注目してみてください!
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