
更新日:2025.10.31オオタカ初めてのマイホームづくり🏠②
オオタカ初めてのマイホームづくり🏠②
前回のブログからとても期間があいてしまいました・・・。
動物病院のオオタカに関するブログ第2回です。
(前回のブログはこちら:「オオタカ初めてのマイホームづくり🏠①」)
前回は下記の3点の環境改善について紹介しました。
①寝台・巣台の設置
②目隠しの設置
③枝の搬入
今回は環境改善によるオオタカたちの様子の変化をお伝えします。
この3つの改善でどのような変化が生じたかというと・・・

枝を巣台に持って行き、ザルの横で営巣するようになりました!(本当はザルのなかにつくって欲しかったな・・・。もうしばらく様子を見ます。)
動物病院のオオタカは2羽ともメスですが、2羽で協力?して同じ場所に枝を持って行っていました。

枝のなかに陣取って、ポジションをこまめに調整しています。最初は動物病院周辺に生えている広葉樹の枝を入れてみました。
なんだか落ち着きがないような気がしたので・・・枝の種類を増やしてみることにしました。
幸いなことに、ズーラシア園内には世界各地の様々な植生が再現されているので、

針葉樹がたくさんあるエリア(アラースの谷)で巣材用の枝を集めました!!

最初に入れた広葉樹の硬い枝よりも柔らかく、クッション性が高そうです。
これはオオタカたち喜ぶぞー!!!

手前 針葉樹の枝 奥 広葉樹の枝
どちらの枝が気に入るかな・・・?と楽しみにして翌日。

だいぶ吟味した様子で、グチャグチャになっていました・・・。
分かりづらいですが、使い慣れた広葉樹を優先的に持って行っている様子でした。その後、ワラや乾草なども入れてみましたが、あまり使用しませんでした。
その後も、オオタカたちはせっせと枝を持って行き、巣は設置したザルを隠すほどになってきました。

巣の拡大と前後して、担当者が巣に近づくと威嚇したり、とびかかってくるようになりました。
そしてある日ついに・・・!
次回は産卵後の様子と卵について紹介します!
(横浜の動物園での取り組みはこちら:「傷病動物の取り組み」)
傷病動物担当 尾形