アナグマのお宅改築

写真の個体は、バックヤードで飼育しているアナグマのブンタ（オス）です。

2016年の3月生まれの個体でもうすぐ2歳になります。

昨年の冬は、親子そろって小獣舎で飼育していましたが、親離れを迎え今年から単独で飼育しています。越冬させるために秋からもりもり食べさせていたら、個体の生育期もあってか、日に日に大きくなり、いままで使っていた巣箱が手狭になってしまいました。

壊れては修理を繰り返していましたが、アナグマの大きさに巣箱が合わなくなり、とうとう壁が抜けてしまったので、新しい巣箱を作ってもらいました。

新しいお宅を覗くと、玄関から入って廊下を進んだ奥には0.3畳の洋室が拡がっています。

そして、屋根は開閉式（飼育管理のため）で、日当たり良好です（普段は開けません）。

アナグマに慣れてもらうために、庭に置いて様子を見ることにします。

アナグマは個体によっては警戒心が非常に高いため、慣れるまで暫くかかるだろうと思って見ていると・・・

なんの迷いもなく新築物件に入っていきました。

そして、間取りを確認したら、何事もなく新居を利用し始めました。

きっと明日には、新居の中は落ち葉で敷き詰められていることでしょう。

飼育展示係　大滝

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