更新日:2024.10.10フクハが出園します。
フクハが出園します。
みなさんこんにちは。急なお知らせとなりますが、フクロウのフクハ(雌)が近々、富山市ファミリーパークにお引越しすることになりました。
記録によるとフクハは元々野生個体で、2014年5月に金沢動物園敷地内で保護され、2016年3月に野毛山にやってきました。保護当時幼鳥だったそうなので推定年齢10歳です。
野毛山動物園に来てからはずっと猛禽舎で暮らしていました。 以前はフクジ(写真:茶色の方)という雄と暮らしていました。いつも仲良く並んでいた2羽でしたが...
フクジが2022年7月に死亡してからは1羽暮らしとなっていました。
フクハはいつもここにいます。
ずっと同じところにいるので、違う景色も見てみたくないだろうかと、昨年の終わりごろ、反対側に新しく止まり木を付けてみました。
すると、やはり基本はいつも通り向かって右奥の止まり木にいますが、時々は新設の止まり木を使ってくれるようになりました。
ちなみに、同じタイミングで隣の小間のノスリにも、向かって左側(フクロウ寄り)に止まり木を新設したところ...
よく新設の止まり木をつかってくれるようになりました。そのため、フクハとノスリが至近距離でいる状態をよく見かけます。
ノスリ側から見るとこんな感じ。背後にフクハがいます。お互い嫌ではないようです。
そしてさらに、フクハは時々こちら側にも。
今回、富山市ファミリーパークさんが繁殖のため新しいフクロウの雌を迎え入れたいということで、連れ合いをなくし野生の血を持つフクハに白羽の矢が立ちました。
フクロウの寿命は20~30年と言われています。まだまだ若いフクハ。浜っ子フクハの富山での新生活を応援したいと思います。
出園の日は現時点では未定ですが、決まり次第お知らせします。
いつまでも一緒ではないのだな‥・と思い、あと数日しみじみ過ごそうと思った担当者でした。
横浜最後の日まで(富山に行っても)、フクハをよろしくお願いいたします。
飼育展示係 永井