更新日:2026.09.01動物のあしもと
動物のあしもと
動物園で動物を見るとき、みなさんはどこに注目しますか?
顔や体の大きさ、毛の色など、目につくところはたくさんありますよね。
でも、少し視線を下げて、動物の「あしもと」に注目してみると、また違った発見があります。
今回は、ぱかぱか広場の馬の肢を見てみましょう!
馬の肢の先には「蹄(ひづめ)」があります。

蹄は、人間の爪と同じように「ケラチン」という物質からできており、馬は、この蹄で地面に立っています。
馬の肢は、私たち人間とは大きく形が違います。
人間の手には5本の指がありますが、馬の前肢は人間でいう中指にあたる部分が発達した形をしています。馬はその中指(第3指)の先にある蹄で体を支えている為、肢が細く長く見えます。

このような体のつくりは、馬が速く走ることにも関係しています。
では、蹄を持っている動物は、みんな馬と同じような肢をしているのでしょうか?
実は、そうではありません。
例えばバクの肢には、馬とは違って複数の指があります。
前肢には4本、後肢には3本の指があり、それぞれの指の先には小さな蹄があります。
バクは森林や湿地など、水辺に近い場所でも暮らしているので、指が広がった蹄は、やわらかい地面やぬかるんだ場所を歩くのにも役立ちます。
一方、サイの肢には3本の指があり、それぞれの指の先には蹄があり、大きく重い体をしっかり支えています。
このように、馬、バク、サイは、どれも蹄を持つ動物ですが、肢の形はそれぞれ違います。
馬は速く走ることに適した肢、バクはやわらかい地面を歩くのに適した肢、サイは大きな体を支えるのに適した肢。
動物の肢は、その動物がどんな場所で暮らし、どのように動くのかに合わせて、それぞれ違った特徴を持っています。
普段はあまり注目することのない動物の「あしもと」。
次に動物園へ来たときは、ぜひ肢にも注目してみてください。
「この動物の足には、どんな特徴があるんだろう?」と、考えながら観察すると、動物たちの体には、暮らしに合わせたさまざまな工夫があることが見えてくるかもしれません。
おまけ
走ること以外にも肢を器用に使うスノーゴッド(*^^*)

ぱかぱか広場 水戸