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『ズーラシアの歩き方 ~アフリカの熱帯雨林編~』の写真

更新日:2026.08.27『ズーラシアの歩き方 ~アフリカの熱帯雨林編~』

更新日:2026.08.27

『ズーラシアの歩き方 ~アフリカの熱帯雨林編~』

オカピの遊具がある「わくわく広場」から、廃線になった線路が架かるトラス橋(三角形の組み合わせで構成される構造物の骨組みの一形態)を渡ると、そこは20世紀初頭のアフリカ。植民地時代の面影を残す、朽ちた駅舎跡やマーケットの情景が広がります。

ここ「アフリカの熱帯雨林」ゾーンでは、当時の歴史的背景を感じさせる場所から、生命力あふれるジャングルの奥地へと分け入る構成になっています。

トラス橋と線路.jpg

トラス橋と線路

トラス鉄橋.jpg

トラス鉄橋

 

1 朽ちた駅舎から「イトゥリの森」へ

旅のスタート地点である駅舎周辺は、コンゴ民主共和国の中央にある都市「キンドゥ」がモデル。

駅名看板(キンドゥ).jpg

「キンドゥ」の駅名看板

トロッコ・駅舎・マーケット(鉄橋先).jpg

トロッコ、駅舎、マーケット

そこから先は、世界で唯一オカピが生息する同国北東部に広がる「イトゥリの森」をモチーフにした、深い密林へと続いていきます(実際には「キンドゥ」と「イトゥリの森」は約800kmも離れています)。

道中では、動物研究者のキャンプや現地の人々の生活の息吹を感じながら、ジャングルの奥を目指します。

園路(オカピ屋外展示場入口).jpg

オカピ屋外展示場入口の園路

園路(ヤマアラシ前).jpg

ヤマアラシ前の園路

原住民の住居を模した休憩所.jpg

原住民の住居を模した休憩所

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カワイノシシ展示場を臨む園路

 

2 密林の貴婦人、オカピが佇む「ジャングルキャンプ」

オカピの屋内展示場は「ジャングルキャンプ」と名付けられ、研究拠点のような演出がなされています。

オカピ屋内展示場.jpg

屋内展示場とオカピ(奥が窓になっており、屋外の植栽と一体に見えるようにデザインされている)

 

展示場を両面ガラス張りにすることで、屋内にいるオカピの背後に屋外の木々が透けて見える仕掛けになっており、熱帯雨林の薄暗い林床(森の地面付近)に潜む、彼ら本来の姿をリアルに再現しています。

キャンプを抜けるとオカピと同様に林床に棲息するアカカワイノシシの展示場が見えてきます。

ジャングルキャンプ内.jpg

ジャングルキャンプ(オカピ屋内展示場を臨む)

ブッシュミート(ジャングルキャンプ内).jpg

「ブッシュミート(食用として捕獲・密猟される野生動物の肉のこと)」ジャングルキャンプ内展示

3 最奥部の「チンパンジーの森」

森のさらに奥深く、この旅の終着点として現れるのが「チンパンジーの森」です。ここはコンゴ民主共和国の隣国ウガンダ共和国の「カリンズ森林」※を彷彿とさせる、まさに熱帯雨林の最深部といえる情景。力強く生きるチンパンジーたちの群れに出会うことができます。

※ウガンダ共和国南西部にある森林保護区。1992年からチンパンジーなど霊長類の研究のための調査が行われている。

チンプ展示場1.jpg

園路(チンパンジーの森).jpg

園路(チンプのベッド).jpg

チンプ展示場5.jpg

2003年のオカピ展示場、2007年のアカカワイノシシ展示場、そして2009年のチンパンジーの森。段階的に拡張されてきたこのエリアは、ズーラシアの中でも特に没入感の高い、奥深い冒険を体験させてくれます。

 

~ここでは、『アフリカの熱帯雨林』エリアのトリビアをご紹介します~

<廃線となった鉄道の痕跡>

アフリカの多くの国々がヨーロッパの植民地であった20世紀初頭、コンゴ民主共和国も西ヨーロッパのベルギー王国の植民地となっていました。森の奥地で手に入れた象牙(マルミミゾウ)や天然ゴム(その後は銅などの鉱物の割合が増えます。現代ではレアアースに)をヨーロッパに運ぶために港までの鉄道が敷かれていました。

エリアの入口に当たるトラス橋の周りには、この時代をモチーフとした鉄道関連の造形物が多く設置されていますので、ぜひ見つけてみてください。スマートフォンの翻訳機能がついたカメラを通して見てみると、新たな発見があるかもしれません。

川の名称看板(コンゴ川).jpg

トラス橋がコンゴ川に架かることを示すプレート

看板(アフリカ内陸部 ズーラシア鉄道)2003年4月26日開通.jpg

「アフリカ内陸部 ズーラシア鉄道 2003年4月26日(オカピの展示エリアがオープンした日)」とフランス語で記されたプレート

時刻表(鉄橋先の駅舎内部).jpg

コンゴ民主共和国の公用語(フランス語)で書かれた鉄道の時刻表

地図(鉄橋先のマーケット内).jpg

マーケットの壁に掲示された周辺の地図

レールを活用した人止め柵.jpg

オカピ屋外展示場の人止め柵

レールを活用した人止め柵 (2).jpg

廃線になったレールを活用して作られたという設定が・・・

次回は最後のゾーン『アフリカのサバンナ』編です。お楽しみに~

 

過去の連載はこちら

『ズーラシアの歩き方~アジアの熱帯林編~』

『ズーラシアの歩き方~亜寒帯の森編~』

『ズーラシアの歩き方~オセアニアの草原編~』

『ズーラシアの歩き方~中央アジアの高地編~』

『ズーラシアの歩き方~日本の山里編~』

『ズーラシアの歩き方~アマゾンの密林編~』

 

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