更新日:2026.04.13たくさんのサルたち🍃
たくさんのサルたち🍃
みなさま、こんにちは。
新年度がスタートし、バタバタと忙しい日々を送る方も多いでしょうか?
飼育員は、この時期に担当動物が代わったり、横浜市内の3つの動物園内で異動があります。
今回私もアカアシドゥクラングールとフランソワルトンの担当を離れることになりましたので、私がサルたちのブログを書くのは、一旦これが最後になります。

4年間担当だった2種のサルたち。
担当し始めた頃には幼獣だった個体が、今ではすっかり成獣に成長するなど、短いようで長かったのかなとも思っています。
特にフランソワルトンのロンロンはまだ小さくて、一目で見分けがついていましたが、今ではレモンと体重を毎月競うほど大きくなり、性格面でもポンズに何かされても怒ったり騒いだりしないなど、成長しました。

(↑左:ロンロン、右:ユズ)
そしてアカアシドゥクラングールのホアもまだ小さくて、弟のサンが生まれても上手に抱っこが出来なかったのですが、妹のダオのことは上手に抱っこし、今では子育てに奮闘するお母さんです。

たくさんの出会いもありました。
私が担当になってからアカアシドゥクラングールは2頭、フランソワルトンは3頭生まれました。
どの個体も違う性格や、成長の仕方があり、また子育ての仕方にもそれぞれの群れで違いがあり、それらを見守りながら、飼育管理の方法を考えていくことの大切さを実感しました。

フランソワルトンのポンズは担当になって初めて繁殖を計画する段階から飼育管理し、出産に至った個体でした。
大抵は夜中の間に生まれることが多いのですが、出産にも立ち会うことができ、とても貴重な経験ができました。
ふにゃふにゃでオレンジ色がかわいかったポンズも、もうすぐ3歳!

とても大きく、元気すぎるぐらい元気に育っています☺️

アカアシドゥクラングールのダオはラーとワニの子です。
愛称が自分の好きな「桃」の意味のある言葉になったことが当時嬉しく思いました。

父親のラー、母親のワニ、姉貴分のサオのみんなと仲良く過ごしていた頃が懐かしく、2歳になった今ではしっかりと自分の意思を持ち始めましたが、まだまだ甘えん坊な一面もある時期です。

顔の黒い色が少しずつ薄くなってきており、どんな顔に、そしてどんな成獣に成長していくか楽しみです。

フランソワルトンのミントとダイダイはまもなく1歳です。どちらもとても元気に育っています。
ミントは優しい両親の愛情をたくさん受けて、のびのびと成長しています。


ダイダイはアマナツを群れから分け、新たに試みた若い世代の繁殖が実を結び、生まれた個体です。

甘えん坊でいつもモカにくっついています。

もちろん母のアマナツにも甘えていることもあります。

まだまだ怖いものが多く、ムカデ、カマキリ、クモなど見るとキャーキャーと騒いでいます。
ここからどんなものにも物怖じしないような立派なオスになっていくのでしょうか?楽しみです。
そして、今年の1月26日に生まれたアカアシドゥクラングールの赤ちゃん。
こちらもモイとホアをそれぞれ群れから分けて、同居の練習をするところからスタートし、ついにズーラシア初の第三世代が誕生しました。

まだ生後2ヶ月!毎日無邪気に遊んでいます。

全頭振り返りたいくらいですが、長くなってしまうのでこのあたりで終わろうと思います。
全頭とそれぞれ思い出があり、とても濃い4年間でした。
小さい頃に一目惚れしたアカアシドゥクラングールを担当できたことは嬉しかったですし、リーフイーターのサルである彼らの飼育管理は難しい部分も多く、いろいろと試行錯誤しながらとても勉強になりました。
温度変化などにも繊細なサルのため、過去に担当した動物の中で最も温度計と天気予報と睨めっこをしたかもしれません。
リーフイーターの主食である大量の枝と格闘した日々でした。(笑)

いろいろな経験をまた新しい担当動物でも活かして、より良い飼育管理に繋げていきます。


【飼育展示係 くわばら】