更新日:2026.06.24今年も開催しました!World Otter Dayイベント
今年も開催しました!World Otter Dayイベント
今年も「世界カワウソの日(World Otter Day)」にあわせ、保全教育団体ShoeZと連携してイベントを開催しました。当日のチャリティーイベントで集まった寄付金94,600円は、カワウソ保全活動を行うIOSF(International Otter Survival Fund)へShoeZを通して寄付いたしました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

世界カワウソの日は、世界中のカワウソの現状や保全の大切さを伝えるためにIOSFが制定したもので、今年で10周年を迎えました。よこはま動物園でもユーラシアカワウソ飼育園館と連携し、2017年からこの取り組みを続けています。今ではコツメカワウソ等多くのカワウソ飼育園館にも活動が広がり、5月になるとカワウソに関する話題を目にする機会も増えてきました。

この10年の間に、ヨーロッパでは水辺環境の改善や保護活動によってユーラシアカワウソの生息域が広がり、再導入された個体群の定着も確認されるようになりました。
一方で、個体数の回復により人との共存という新たな課題も生まれています。保全活動は「守る」だけでなく、「どう共に生きるか」を考える段階へ進んでいるようです。
日本では残念ながらニホンカワウソは絶滅してしまいました。しかし、このイベントを続けてきた期間、2017年には38年ぶりに長崎県対馬でユーラシアカワウソの生息痕跡が確認されるという驚きのニュースがあり、継続調査の結果から韓国などユーラシア大陸から渡ってきた個体群であると環境省からの報告もありました。その後の調査でも足跡や糞などの痕跡は確認されており、こうして発見されたカワウソや日本に生息する生きものたちの未来のために、私たちにできることは何か。そのきっかけとして、ニホンカワウソの歴史や野生動物を取り巻く現状を知っていただくことも、このイベントの大切な目的のひとつです。

今回のイベントを大いに盛り上げてくれたのは、TCA東京ECO動物海洋専門学校の学生のみなさん!

パネルを使ったガイドや紙芝居、
クイズなどを通して、小さなお子さまから大人の方まで楽しみながら学べる企画を実施してくれました。
最初は緊張していた学生のみなさんも、来園者との対話を重ねるうちに「伝えたい」という気持ちがどんどん大きくなり、自信を持って活動する姿が印象的でした。
動物園は動物を飼育するだけでなく、その魅力や野生での現状を多くの方へ伝える役割も担っています。今回のイベントが来園者のみなさまにとって学びの機会となるだけでなく、学生のみなさんにとっても伝える楽しさや保全活動の大切さを実感する場となり、こうした機会が未来につながっていってくれると嬉しいです。

よこはま動物園ではこれからも、ヨーロッパでのカワウソ保全活動を支援し続けられるよう、カワウソたちの魅力を通して野生で暮らす動物たちへの理解を深めていただけるようなイベントを企画していきます。