更新日:2025.10.25レッサーパンダ 成長記6
レッサーパンダ 成長記6
皆様こんにちは!
アムールヒョウ・レッサーパンダ担当です!
(前回のブログはこちら:「レッサーパンダ 成長記5」)
さて、巣箱から出てきた自然哺育の赤ちゃん。
赤ちゃんというのが正しいのか、もはや分からなくなってきました。
なんとなく生活リズムが出来たようで、早朝、担当者が獣舎に来て朝のあいさつやら温度チェックやらし始める8時半過ぎまでは、巣箱から出て動き回り、こちらが掃除を始めるくらいの時間になると、巣箱に戻って寝る...という掃除をするにはなんともありがたい生活リズムです。
その後11時前後と15時ごろになると、巣箱から出てきて探索行動開始です。
さて、100日齢となった10月3日。

初めてサブ運動場デビューしましたが、そのままシュート(展示場へ行く通路のこと)デビューもしました✨キクがシュートに出たそうにしていたので、運動量確保とあわよくば子どもも出てくれたらいいな~なんて考えていたら、あっという間にシュートに出てきました。

↑(左)子ども (右)キク
その後も午後の探索時間に合わせてサブ運動場や、そこから展示場にのびるシュートまで自由に行けるようにしておくと、キクの後をついて探索する...といった具合で健やかに成長しています。
それでも担当者にはまだまだ警戒のまなざし。
「リンゴ食べるかな?」と近くに置いてみるとリンゴに「ぐっぁ!」と威嚇。
そしてそのリンゴを食べようと近づいたキクがくわえたリンゴにも威嚇。
リンゴの良さに気付くのはもう少しかかりそうです...🍎笑
ちなみに威嚇の声を「ぐっぁ!」と何とも言えない表現で書きましたが、イメージとしては「人間が笑った時などに思わず豚鼻のような音を出してしまったとき」が今のところ他の飼育員に説明するとき一番伝わります。(伝わりますか?)
そんな威嚇音の表現に頭を悩ませていた10月10日。
いつものようにサブ運動場に親子の様子を見に行くと...
使っていました、ハンモック。
その後キクは夕餌を食べに寝室へ子どもを置いてさっさと戻り、取り残される子ども...。
「これ、救出しなきゃかな...」と思っていたら、

心配ご無用。あっという間に自力で帰ってきました。

次の日には明らかに降り方がスムーズになっていましたので、慎重さはキクに似たのでしょうが、運動神経の良さは父親のまめたろう譲りかもしれません。
今後も出来ることが増えていくのを見守りたいと思います。
おまけ。
↑どっちがキクかわかりますか?
食欲の秋、読書の秋
アムールヒョウ・レッサーパンダ担当
(左がキクです。)