
更新日:2025.09.29フードロス削減のためにできること
フードロス削減のためにできること
こんにちは、インドゾウ担当です。
少し時間が経ってしまいましたが、横浜市のフードロス削減政策の一環で、ザ・カハラホテル&リゾート横浜から廃棄予定の果物と野菜を寄付していただきました。
(詳細はこちら:「ホテルの"もったいない"食品を動物たちのおやつに~市域で連携した食品ロス削減の取組を動物園で初実施します~」)
この取り組みを皆様にも知っていただくために、8月30日(土)のナイトズーラシアと9月6日(土)のドリームナイト・アット・ザ・ズーのとっておきタイムで、ゾウたちに果物入りの特製氷を作ってプレゼントしてみました。
ラスクマルもシュリーも上手に氷を割り、普段は食べていないドラゴンフルーツや巨峰などを興味深げに食べていました。
普段あまりあげることのない果物ばかりだったので、ゾウたちには適度な刺激になったようでした。
(当日はたくさんのお客様がガイドに参加してくださりました)
ただ、いくら体の大きなゾウたちといえども、健康のことを考えるとあまり大量の果物をあげることは望ましくありません(市場に流通している果物は人間の好みの味になるよう品種改良されているため、動物にとっては糖分過多になります)。
本来ならば私たち人間が用意された食べ物を残さず食べていれば、このような取り組みは必要のないものです。衛生面の基準などで仕方なく廃棄になってしまうものを動物園で有効活用していく、というのが今回の取り組みの目的になっており、我々職員としてもありがたい面もあるのですが、できればこのような取り組みをする必要がなくなるように一人一人が意識をして食べ物を無駄にしない・捨てない社会になってほしいと思います。
今回の取り組みやブログが、フードロスについて考えていただくきっかけになれば幸いです。
(インドゾウ担当)