更新日:2024.07.24ドールのドローレス
ドールのドローレス
みなさま、こんにちは。ドール担当のわたなべです。
2024年7月19日、病院で飼育していたドールのドローレスが死亡しました。13歳でした。
数年前から体表に腫瘍があり、治療を行っていましたが、胸腔に腫瘍が転移していました。
7月15日から呼吸が荒くなっていましたが、高齢のこともあり、体に負担を掛けないようにドローレスにとって過ごしやすい環境を整えることに徹しました。
(2015年大展示場で休息するドローレス)
ドローレスは2013年に同腹個体ドラと共にスウェーデンのコルモーデン・ワイルドライフ・パークから来園しました。
(2016年 左がアイン・右がドローレス。ドローレスのお気に入りだったこの台はドローレスが病院へ移動する際に、一緒に持って行きました。)
ドローレスは当時飼育していたアインと仲良く同居をしていました。
私がドールの担当をし始めた頃、アインは老齢でした。アインの耳がやや遠くなっており、帰る合図に気づいていなくても、ドローレスがアインを迎えに行っていたことに感心したことを今でも覚えています。
(2020年 左がケーシー・右がドローレス)
その後、来園したケーシーとペアになり、ケーシーとも仲良くなりました。
繁殖期にはマウントも見られましたが、残念ながら妊娠には至りませんでした。
(2022年 左ドラ・右ドローレス)
高齢になってきたドローレスとドラは2022年から温度管理ができる病院に移動し、のんびりと過ごしていました。
(2024年7月15日 休息しているドローレス)
非公開施設に移動してからも、皆様には「ドローレスとドラは元気ですか?」と気にしていただきました。そのたびに私も嬉しく思い、「長生きしようね!」と2頭に声を掛けていました。
(2019年のお正月餌プレゼントガイド)
ペアリング、移動、イベントでの活躍、秋ポスターの主役...たくさんの経験をして、長生きしてくれたドローレスに感謝の気持ちでいっぱいです。ドローレスありがとう。
そしてドローレスを応援してくださった皆様ありがとうございました。
ちなみにドラの様子ですが、少し寂しそうな様子で寝ていましたが、採食も見られています。かなり高齢になってきたなぁ、という見た目や歩き方をしていますが、肉を見せるとトコトコこちらにやってきます。
ドール担当わたなべ