更新日:2020.04.03ココロがやってきた日
ココロがやってきた日
桜の開花も進んできた3月23日。いしかわ動物園から遠路はるばるグレビーシマウマの「ココロ」がやってきました。
ココロの来園することが決まってから、書類やココロの寝室など受け入れの準備を重ねてきました。また、いしかわ動物園の担当者とは、ココロの輸送箱への馴致を開始するころから何度も安全に無事にココロの輸送を終えるためにと、連絡を取り合ってきました。
ココロの寝室になる部屋の1つです。
シマウマ舎には4つの寝室がありますが、1頭に対し2部屋を開放して使用しています。床材はワラやチモシーなど、初めての場所でパニックになった場合でも滑って転ばないように厚めに敷き、踏み固めてあります。
何度も何度も安全を確かめました。
そして、やってきた当日...3月23日。朝9時頃に到着しました。
トラックはフラミンゴ側にある搬入口からキリン・シマウマ展示場に入るのですが...
狭い...ここが最初で最大の難関...。
輸送箱の横もぎりぎり...
無事に最難関を突破した後は、輸送箱を寝室の横に設置していきます。
そして...輸送箱の扉を開けます。
この瞬間、獣舎の中では...担当者が寝室の間仕切りを「ココロ」が寝室に入ったと同時に閉めることになっています。
ココロは輸送箱の扉を開けた瞬間、すぐに寝室に入ってくれました。そして、パニックにもならずに周りを見回していました。
ここはどこ?みんなはどこ?という感じですかね...
不安そうな感じではありましたが、午後にはエサを食べたり、水を飲んだりするところを確認できました。それを見て、ひとまずホッとした担当者でした。
野毛山初日のココロはというと...想像よりも落ち着いて、人への警戒心も強くない印象でした。
ココロはリンゴが好きと聞いていたので、初めましてのご挨拶にリンゴをプレゼントしたところ...食べてくれました♪
長旅と緊張で疲れているだろうココロ。1日でも早く環境に慣れて、ゆっくり休める日が早く来るといいなと思います。それでは、この続きはまた次回。
(飼育担当者 落合)