更新日:2026.07.07世界チンパンジーの日記念 連続ブログ ~野毛山のチンパンジーたちをご紹介編~
世界チンパンジーの日記念 連続ブログ ~野毛山のチンパンジーたちをご紹介編~
毎年7月14日は「世界チンパンジーの日」です。
野生チンパンジー研究の第一人者であるジェーン・グドール博士が、1960年7月14日に初めてタンザニアのゴンベ渓流国立公園へ足を踏み入れたことから、この日に制定されました。
この記念日は、チンパンジーの魅力や野生での状況など、チンパンジーについて皆さんに広く知ってもらうことを目的としています。
そこで、野毛山動物園では「世界チンパンジーの日記念」として、7月の毎週火曜日にブログをアップしていきたいと思います。
また、公式SNS(X、Instagram、Facebook)にて実施中の「マンスリー動物」でも、チンパンジーが7月のマンスリー動物となっています。
そちらも併せて、ぜひチェックしてみてください。
さて、連続ブログ第一回目は、野毛山動物園のチンパンジーたちについてご紹介したいと思います。
野毛山動物園では現在4頭のチンパンジーたちが暮らしており、夫婦&子ども2頭の家族構成です。

まずはお父さんのコブヘイ(オス・30歳)。
群れの最年長でありαオス(一番順位が高いオス)です。
人工哺育(飼育員が親代わりとなって動物を育てること)で育ったためか、非常にマイペースな性格で、他の個体に比べて人間に強い関心を示します。
飼育員と追いかけっこをしたり、ボールペンをカチカチしたりするのが好きです。

続いてはお母さんのミラクル(メス・25歳)。
少し気難しい性格で、飼育員の手をひっかこうとしたり、わざと展示場に出ないで寝室に居座ってみたり...ということがたまにあります。
その一方で、自分の子どもをとても可愛がり、ちょっと過保護な一面も。
非常に食いしん坊で、体型は少しぽっちゃり気味です...。

3頭目はお兄ちゃんのコウタロウ(オス・9歳)。
非常にやんちゃで、いつも飼育員に向かって口に含んだ水を飛ばしてきます。
妹ともよく遊んであげる優しいお兄ちゃんですが、時にやりすぎて嫌がられてしまうことも...。
チンパンジーにおいて9歳という年齢は思春期にあたります。
コウタロウも子供らしい無邪気な行動がまだまだある一方、父のコブヘイに引けを取らずディスプレイ(※)をするようになってきたり、時には物思いにふけったような表情をしていたり...と大人の階段を上り始めています。
※ディスプレイとは、オスのチンパンジーが身体を大きく見せたり、大きな音を出したりして、自分の力を見せつける行動のことをいいます。

最後は末っ子のコハル(メス・3歳)。
まだ親離れ前の子どもで、とてもかわいい盛り。
小さな身体ながら非常にパワフルに、展示場の遊具でいつも楽しそうに遊んでいます。
ただし、やんちゃな兄に鍛えられながらコハル自身も日々おてんばに磨きがかかりつつあり、最近は兄の真似をして飼育員に水鉄砲をするようになってしまいました(-_-;)
少し前まではいつも母親のミラクルにべったりでしたが、ここ数ヶ月で一頭だけ展示場に残って帰宅拒否をしてみたり、ミラクルとは別の場所に寝床を作って寝たりと、少しずつ成長を見せ始めています。

個性豊かな野毛山チンパンジーファミリー。
彼らの個性を知れば、観察するのがもっと楽しくなること間違いなしです!
(飼育展示係 小島)