更新日:2025.11.02【しましま便り】おめでとう、リアン!
【しましま便り】おめでとう、リアン!
2025年10月31日、グレビーシマウマの「リアン」が3歳になりました!!

独り立ちの年齢になったね「リアン」。
3年前、こんなポヤポヤな姿をしていた「リアン」。

今では、こんなに凛々しい顔もできますよ。

(キリっ!!)
そんな大人の階段をどんどん登っていく「リアン」の生活にも変化がありました。
まずは、母親の「ココロ」と離れて1頭で過ごす時間が増えました。少し前から昼前後は一時的に分けていましたが、夜間も別々に過ごすようになりました。

(こんな風に母子で過ごせる時間はいつまででしょうね)
また、グレビーシマウマの大人の雄は縄張りを持ちますが、発情した雌がいなければ、他の雄にも寛容だそうです。しかし、発情した雌がいる場合は、一転して他の雄を追い払おうとします。
グレビーシマウマの父親は子育てに参加しないため、これまで父親「ラッキー」と息子「リアン」は、近くにいる大人の雄と子どもの雄という関係で過ごしてきました。

(野毛山はラッキーの縄張りです)
しかし、「リアン」の成長に伴い、少しずつ「ラッキー」の「リアン」に対する態度に変化が見られるようになりました。それは「リアン」が自分の縄張りにいる若い雄に変わったということです。
柵越しに「ラッキー」と「リアン」がグイグイと体を押し付け合う様子なども見られますが、きっと力比べをしているのかもしれません。野生のグレビーシマウマの雄が縄張りを持てるのは6歳くらいということなので、きっとまだまだ「ラッキー」のほうが強いでしょうね。

最初は「ベェ...」としか鳴けなかった鳴き声もしっかりと披露できるようになった「リアン」ですが、
あっという間に「ラッキー」の縄張りを主張する声にかき消されてしまいます。
柵越しですが...「ラッキー」の胸を借りて、縄張りを持てるようになるための経験を積んでいるのでしょう。

そして、まだ母親の「ココロ」からも指導が入る「リアン」。
新たなフェーズを迎えた野毛山グレビー一家。
両親からたくさん学んでいく「リアン」が立派なオスになっていく様子を見守ってください。
(毎日...感慨深く見守る 落合)