
更新日:2025.05.30ありがとう、そして、こんにちは
更新日:2025.05.30
ありがとう、そして、こんにちは
昨年11月より野毛山動物園で飼育してきたオーストラリアガマグチヨタカのゼンザイとコハクは両親の同じ兄妹です。
今後、野毛山動物園でも繁殖に取り組んで行くため、埼玉県こども動物自然公園と雄個体同士を入れ替えて、血縁関係のない繁殖ペアをつくることとなりました。
搬出当日の朝、先日ご報告した体重測定の時と同じように、ゼンザイはハンディ止まり木に乗り、おとなしく輸送ケージに入ってくれました。
後部座席のシートベルトもOKで、出発です!
ケージに入った時から到着まで、同じ姿勢を崩さず、さすがに緊張していました。無事に埼玉県こども動物自然公園の職員に引き渡すことができました。
今度は迎え入れる雄との対面です。ゼンザイより少し小柄で茶色っぽいイメージです。
野毛山動物園にたどり着き、早速広い展示場へ。
車移動に加え、初めての場所ですので当然ではありますが、木になり動きません。
ゼンザイとコハクがやってきた時は、ケージの蓋を開けたら出ていきましたが、この個体は慎重です。ケージの蓋を外しても、変わらず。
人工芝に乗せて場所を変えても変わらず。
人工芝を取り除いても変わらず。
結局夜まで同じ場所、同じ姿勢のままでした。翌朝一番に様子を見に行くと、場所は変わっていたものの相変わらずの同じ姿勢。
それが夜まで。早く横浜の空気に馴れてもらいたいものです。繁殖が期待されていますので、これまでの屋内施設とは異なり、日照や気温に季節変化のある屋外の猛禽舎で飼育することとしました。遠くない未来にコハクもそちらに移動します。どうなっていくのか未知の領域に突入しますが、2羽を優しく長い目で見守ってください。(はんざわ)