
更新日:2025.10.08🍃イモムシ活動記2🐛
🍃イモムシ活動記2🐛
皆さまこんにちは。突然始めてみたこのブログ、今回は第2弾です!!
※イモムシの写真が出てきます、苦手な方はそっとこのブログを閉じてください...。
でもできれば、このブログを読んでイモムシの魅力に気付いていただけたら嬉しいです😊
(前回のブログはこちら:「🍃イモムシ活動記🐛」)
今回は「ホシホウジャク」という名前の蛾の幼虫をご紹介します。
ホシホウジャクはスズメガ科に分類される、スズメガの仲間です。
スズメガの幼虫の特徴はなんといってもこのおしりの突起!
ホシホウジャクの幼虫↓
「尾角」と呼ばれています。スズメガ科の幼虫に共通してみられますが、その形状や色などは種類によって様々です。
クチバスズメの幼虫↓
エビガラスズメの幼虫↓
シモフリスズメの幼虫↓
尾角を見て、毒針!?とギョッとする方もいるかもしれません。
でもこの尾角、触ってもなんの問題もありません。もちろん毒はなくて、じゃあ何のためにあるの?と思ってしまいますが、その役割はわかっていないようです。
そして尾角側が頭かな??と思われた方もいるかもしれませんが、尾角があるのはおしり側。尾角の反対側にかわいい顔がついているので、見つけたらぜひ観察してみてください★
ホシホウジャクの幼虫の顔↓
さて今回見つけたホシホウジャクの幼虫は「ヘクソカズラ」という植物にくっついていました。漢字で書くと「屁糞葛」。ひどい名前です...。
葉や茎を揉んだり傷つけたりすると、独特なにおいがすることからこの名前が付けられたようです。こんなひどい名前がついてはいますが、7月ごろに咲くお花はとってもきれい!!
ヘクソカズラ↓
興味のある方はぜひにおいをかいでみてください。
さてこのホシホウジャクの幼虫、見つけた時にはだいぶ大きくなっていたので、発見直後、私が2日間休んでいる間にサナギになっていました。スズメガ科の幼虫は、基本的には地面に潜ってサナギになりますが、ホシホウジャクは葉っぱにくるまってサナギになります。
サナギの形や色も種類によってさまざまなので、育てて観察してみると結構面白いです。
サナギになってから約1週間。黒い点がくっきり浮き上がってきました。おそらく、成虫の眼にあたるところですね!順調にサナギの中で育っているようです。
横から見ると↓
サナギになってから約2週間後、成虫が出てきました。どんな姿をしているかというと...。
じゃーーん、なんてかわいらしい蛾なのでしょう🥰
おしりのふさふさはまるでエビのしっぽのよう。
そしてなによりもこのまんまるくりくりの眼!!!かわいすぎる...。
蛾ではありますが、ホシホウジャクは昼に活動します。空中で静止しながら飛び(ホバリングといいます)、花の蜜を吸って生活しています。
飛んでいる姿はまるでハチのように見えるので、ギクッとする方もいるかもしれません。
でも、よーく見てみるとそれはホシホウジャクかも?
ぜひ観察してみてください♪
地域の生き物保全プロジェクト 田中