
更新日:2025.07.09レッサーパンダのモート大清掃
レッサーパンダのモート大清掃
皆様こんにちは。
アムールヒョウ・レッサーパンダ担当です!
以前のブログで『休園日の翌日に「昨日はどんなことをしたんだろう?」と考えて回ると面白いかも...?』と書きましたが、6月に入ってから、レッサーパンダ展示場が変わったことにお気づきになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。(以前のブログはコチラ:アムールヒョウと休園日 ときどきレッサーパンダ)
6月10日の休園日、レッサーパンダ展示場のモートを大掃除しました!
今回は作業の引き継ぎも兼ねていましたので、ベテラン飼育員を呼びました。
作業の引継ぎという割に、かなりうきうきした様子でやってきたのには気づかないふりをします。
↑1枚目:上流(小展示場側) 2枚目:下流(大展示場側)のビフォー写真
掃除する前に、まずはモートに住み着いた生き物たちをレスキューします。
実は今年から地域の生きもの保全プロジェクトに参加し始めた私。ずーっとそのプロジェクトに参加し続けている元飼育員の指導のもと、ヤゴやオタマジャクシなどを汚泥ごとすくい、生き物たちは水を張ったトロ舟に救助します。
ヤゴや、足がもう生えている状態のオタマジャクシ(ヤマアカガエル)など様々な生き物たちの様子が観察できます。
そう、ベテラン飼育員がうきうきしていたのは生き物たちの生息状況を知れる、この作業が楽しみだったのです。
(そして一緒になってみんなでこの作業を楽しみすぎて、予定時間を大幅に過ぎたのはここだけの話...)
↑レスキューしたヤゴたち
面白いことに、上流と下流で生息するヤゴの種類が違うんですね。
上流にはオオアオイトトンボをはじめとしたイトトンボの仲間のヤゴ
下流にはシオカラトンボを中心にヤブヤンマやマユタテアカネ、リスアカネなどのヤゴが見られたほか、ヤマアカガエルのオタマジャクシがたくさん!
ちなみに、すでにカエルとなった小さなヤマアカガエルたちが展示場や獣舎の中までぴょこぴょこと跳ねています🐸時々レッサーパンダの寝室の扉の前に居たりするので驚きます(笑)
上流、下流ともに綺麗にして水を溜め、レスキューした生き物たちを元居た場所に戻します。
↑1枚目:上流 2枚目:下流のアフター写真
6月下旬のある日、展示場からふとモートを見ていると...
無事成虫となり、飛び立っていったようです。
ご来園の際には展示動物たちだけではなく、ズーラシアの豊かな自然環境にも目を向けてみてください。
おまけ
ヤゴと小さなヤマアカガエルが居ます。見つけられましたか?
トンボってなんかロマンあるよなあ...。
アムールヒョウ・レッサーパンダ担当 兼 地域の生きもの保全プロジェクト