よこはま動物園ズーラシア公式サイト

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step by step・・・①の写真

更新日:2021.04.15step by step・・・①

更新日:2021.04.15

step by step・・・①

ズーラシアで飼育されているウンピョウは3頭います。

アニルおばあちゃんが、連日展示場に出ています。その他、オスのスパイダーもいますが、警戒心が強く、なかなか展示場に出ません。

アニルとスパイダーで2頭。もう1頭いるはずですね??

この1頭が誰か? 分かる人は、よほどのウンピョウ通か、記憶力抜群の人ですね!

多くの人は分からないかと思いますが、その個体が今回紹介するこちらです('ω')ノDSC08938.jpg

DSC08941.jpgDSC08942.jpg

こちらのウンピョウ。愛称をブーと言い、9歳のメスの個体です。

シンガポール動物園でスパイダーと一緒に生まれ、一緒にズーラシアにやって来たんですよ('◇')ゞ

当時、先方から送られて来たこの個体の愛称欄には「BO」と書かれていたので「ボ???」。

変な名前だなぁ~。と、多くの関係者が感じたのは、言うまでもありませんね(笑)

「ビーオー」と読むのかもしれない! と言う人もいたため、先方に問い合わせたら「O」が抜けて、「BOO」が正しいことが判明した次第です。

この個体は、最も扱いが難しく、寝室とサブ運動場の出し入れも、最初のうちは手こずりました。

せまい隙間に逃げ込んで、サブ運動場から寝室に入らない時期もありました。

仕方がないので、この隙間を塞ぐことにより、ここに逃げることはできなくなりましたが、それでもなかなか思うようには動いてくれない日々が続きました。

シュート(通路)への扉を開けても、怒ってばかりで、全く出ない日々も続き、展示場に出すための馴致も1年以上行っていませんでした。

ところが今年になって、ようやくサブ運動場から寝室に入る際も、扉を開けるとスムーズに入るようになってきました。

そこで、2月中旬頃シュートへの扉を開けてみました。

さすがにすぐには出てきませんでしたが、外から呼ぶと、写真のように出てきたのです('◇')ゞ

その後、シュートの間の扉も開けると、警戒しながらも進むようになったのです!DSC08964.jpgDSC08965.jpgDSC08966.jpg

呼びかけに答えながら、こちらに歩み寄って来るブー!

DSC08967.jpg展示場に出るには、矢印の所の引き戸を開け、最後のシュートに入らなくてはなりません。

DSC08968.jpg初日は、これくらいまでとし、戻って行った時点でサブ運動場への扉を開けました。

DSC08969.jpg

飼育展示係

石和田 研二