
更新日:2021.04.15step by step・・・①
step by step・・・①
ズーラシアで飼育されているウンピョウは3頭います。
アニルおばあちゃんが、連日展示場に出ています。その他、オスのスパイダーもいますが、警戒心が強く、なかなか展示場に出ません。
アニルとスパイダーで2頭。もう1頭いるはずですね??
この1頭が誰か? 分かる人は、よほどのウンピョウ通か、記憶力抜群の人ですね!
多くの人は分からないかと思いますが、その個体が今回紹介するこちらです('ω')ノ
こちらのウンピョウ。愛称をブーと言い、9歳のメスの個体です。
シンガポール動物園でスパイダーと一緒に生まれ、一緒にズーラシアにやって来たんですよ('◇')ゞ
当時、先方から送られて来たこの個体の愛称欄には「BO」と書かれていたので「ボ???」。
変な名前だなぁ~。と、多くの関係者が感じたのは、言うまでもありませんね(笑)
「ビーオー」と読むのかもしれない! と言う人もいたため、先方に問い合わせたら「O」が抜けて、「BOO」が正しいことが判明した次第です。
この個体は、最も扱いが難しく、寝室とサブ運動場の出し入れも、最初のうちは手こずりました。
せまい隙間に逃げ込んで、サブ運動場から寝室に入らない時期もありました。
仕方がないので、この隙間を塞ぐことにより、ここに逃げることはできなくなりましたが、それでもなかなか思うようには動いてくれない日々が続きました。
シュート(通路)への扉を開けても、怒ってばかりで、全く出ない日々も続き、展示場に出すための馴致も1年以上行っていませんでした。
ところが今年になって、ようやくサブ運動場から寝室に入る際も、扉を開けるとスムーズに入るようになってきました。
そこで、2月中旬頃シュートへの扉を開けてみました。
さすがにすぐには出てきませんでしたが、外から呼ぶと、写真のように出てきたのです('◇')ゞ
その後、シュートの間の扉も開けると、警戒しながらも進むようになったのです!
呼びかけに答えながら、こちらに歩み寄って来るブー!
展示場に出るには、矢印の所の引き戸を開け、最後のシュートに入らなくてはなりません。
初日は、これくらいまでとし、戻って行った時点でサブ運動場への扉を開けました。
飼育展示係
石和田 研二