更新日:2019.08.09手間のかかる餌~キリン編~
更新日:2019.08.09
手間のかかる餌~キリン編~
皆様こんにちは!飼料担当です。
最近はずっと湿気が多くて、洗濯が悩ましいですね・・・
飼料担当もペレットが痛まないように湿気と戦っています‼
さて、今回は手間のかかる餌~キリン編~を紹介いたします!
こちら。ソラとモミジの餌です。ソラの方が体が大きいのでモミジより多め。
果たして、この餌の一体どこに手間がかかっているかというと・・・
こちら。右側が原型になります。
そして、左側は餌として使えるように割ったものです。
この塊はヘイキューブと言い、マメ科の植物ルーサンを圧縮したもので、草食獣では良く使われます。
これがとっても固く、キリンはそんなに固いものを食べない、そのまま原型であげてしまうと歯の摩耗が激しくなってしまうため、このように細かく割っています。
*野毛山動物園のキリンの場合
これがまあ大変‼
自力で割ることもできますが、こんなに細かくする握力は残念ながら持っていないので、
プライヤーという器具を使ってこれまた地味~に割っていきます。
1日に使う量が1.2㎏で、割ったものが約10gなので、1日120個割らないといけません‼
もちろんキリン担当の方が毎日作る余裕はないので、飼料担当が時間を見つけてはコツコツと作っています。
そして割ったヘイキューブ、ペレット2種類を混ぜてキリンの副食が完成します!
ペレットはあくまで副食なので、メインは乾燥させたマメ科の牧草と木の葉をあげています。
モグモグ・・・
残さず食べてね‼
飼育展示係:永井