更新日:2019.05.27赤ちゃんが生まれました！
赤ちゃんが生まれました！
４月20日にアカエリマキキツネザルに赤ちゃんが生まれました。
今回のお母さんは「ミオ」（７才）です。実は初めての出産ではないのですが、とても神経質で、なかなか子育てが上手くいきませんでした。しかし、今回はなんと３頭の子どもたちをしっかり育てています！
これは生まれた次の日の写真です。まだ弱々しくて、体もお肉がなく骨ばっています。
野毛山動物園のメスは、だいたい１～２頭の産子数が普通のようですが、ただでさえ子育てがあまり上手くない「ミオ」が３頭...と少し心配だったので、あまり刺激しないよう、遠くからこっそり中の様子を写真に撮っていました。「ミオ」は門番のように傍にいて、なかなか撮らせてくれませんでした。
しかし、１か月近くたつと...
子どもたちもふっくらモチモチした体型になりました。
この頃になると、母親のミオも箱を覗くのをちょっぴり許容してくれました。
あんまり長く覗いていると、後ろから視線を感じましたけど...。
ちなみにまだ名前もないので、便宜上、後ろの左を「活発」右を「優等生」前にいるのを「マイペース」と、それぞれの性質から呼んでいます。
さて、その後は・・・
お母さん何やってるの？と覗いたり、周囲をこのポーズで見渡しています。
お母さん以外の大人ともコミュニケーションをとるようになってきました。これはオスの「サンシロウ」です。
母親の「ミオ」もほかの個体が近づくのを制止しないので、きっとそういう時期なんでしょうね。
箱にこもっているよりも、だいぶ外に出る時間が増えました。
左の活発な子は活発なあまり、よくぶつかったりして、しょっちゅう顔を怪我していますが、へっちゃらです。
すっかり母親も慣れたのか、子育ても適当です。
子どもたちを置いて、遠くにエサを食べに行くようになりました。しかし、3頭一か所にまとめず、１頭忘れていることもしょっちゅうです。ちなみにこの写真は、マイペースな子が奥の巣箱に忘れられているところです。他の２頭は手前の箱に居ます。忘れられるのは、毎回マイペースな子です。
まだまだおぼつかない親子ですが、これからの成長をお伝えしたいと思いますので。そっと見守ってくださいね。