更新日:2019.01.27キリン展示場の砂入れしました
更新日:2019.01.27
キリン展示場の砂入れしました
おいしそうに枝を食べている「モミジ」。
枝を食べているとき、小枝が入らないようにギュッと目を閉じているんですよ。
さて、「そら」や「モミジ」が枝を食べたり、歩いたり、散策したりと日中過ごしている展示場には赤い砂が敷き詰められています。
普段はあまり目にしない砂の色ですよね。この赤い砂の正体は火山礫です。
なぜ、火山礫なのかというと...本来、キリンの蹄は歩いているうちに自然と削れていくのですが、野生のキリンに比べると移動距離が少ないため、動物園のキリンの蹄は伸びすぎてしまうことがあります。
2016年にも火山礫を更新したのですが、その後の蹄の様子を見比べると...
左側:火山礫更新前、 右側:火山礫更新3か月後
蹄底の中央が3か月後のほうが削れて、土踏まずのような部分ができています。日頃の管理では、蹄の先端とこの蹄底をチェックしています。ちなみに、左側の写真は脚上げが成功して初めて蹄底が撮影できた記念すべき1枚です(涙)。
しかしながら、粒状をした火山礫は・・・
3年も経つと...
こんな風に粉状になってしまうのです。これでは、蹄が削れなくなってしまいます。。。
そこで、3年ぶりに砂入れを行いましたので、次回は砂入れの様子と「そら&モミジ」の反応をお届けします!
(飼育展示係 落合)