
更新日:2025.07.01野草物語
野草物語
皆さまこんにちは。
日に日に暑さが増していますがいかがお過ごしでしょうか。
今日は園内でのエコな取り組み(?)についてのお話です。登場ゲストは、ダチョウのグミ。
ブログのトップにもある、もの凄い躍動感のグミをご覧になりましたか?
グミが登場しますが、私はダチョウの担当者ではありません。どの動物の担当者かといいますと、
こちらミナミコアリクイ、の担当者がお送りしています。
さて、上の写真をご覧になってわかるかと思いますが、展示場にはかなりの野草が生い茂っていますね。
写真で見る分には緑豊かな場所にいる雰囲気もあってちょっと良い感じなんですが、実際はお客様から動物が見えづらかったり、虫がわいてしまったり、アリクイたちの便が見えず清掃に困ったり...と少々難点もあります。
そこで、一旦生い茂っている野草を刈り取ることにしました。
(刈り取るというか、ブチブチ引き抜いた所も多々)
そしてここからが本題ですが、
その刈り取った野草をグミのおやつにするという契約をダチョウ担当者と交わしたのです!
取った野草もそのままゴミに出してしまえば燃やされるだけですが、燃やされず動物のおやつになれば、動物にとっても地球にとっても嬉しい結果となります。
そこで、ダチョウ担当者と相談し、グミのために分けて集めた野草が、
オオイヌノフグリ
シロツメクサ
ドクダミ
ヒメジオン
です。
袋いっぱいにたまったところで、いよいよグミのもとへ。
担当者と共に寝室で与えてみると、
見てください!この躍動感!
もの凄い勢いで食いついてくれました。
勢いあまって、白目になってしまった1枚も...
苦しんでるわけではないので、安心してくださいね笑
よく食べてくれることがわかったので、お客様の前でも少し与えました。
アリクイの展示場もすっきりしたことですし、グミにも勢いよく食べてもらえて嬉しい限りです。
この暑い天気のせいかまたすぐに草が伸びてきているので、今後も取れたらグミにプレゼントしようかなと思っております。
運が良ければ、野草を夢中で食べるグミに会えるかも...??
《ダチョウの正面顔も逃さないアリクイ担当者 しも》