更新日:2023.12.19日除けと支柱のご寄付を頂きました
日除けと支柱のご寄付を頂きました
先月、「野毛山動物園セミナー2023」と「よこはまのどうぶつえん公開飼育研究会」が
野毛山動物園で開催されました。
担当者による自称、当園の看板動物の1羽であるダチョウの「グミ」の話もありました。
内容は「鳥インフルエンザの対策 ダチョウでの取り組み」です。
スライドの一部をご紹介しますと、
(近年の鳥インフルエンザ発生件数)
昨年度はこのように鳥インフルエンザの発生が例年になく多かったため、
展示場に防鳥ネットを張り屋内も環境改善を行いましたというものです。
今年度も鳥インフルエンザの流行が始まりました。
今回もいろんな職員に手伝ってもらって10月から防鳥ネットを張っています。
そして今回はなんと!職員お手製による単管パイプ設営ではなく、ちゃんと支柱が立っています!!!
小川クリニック様にご寄付をいただき、この支柱と日除けシートを設置していただきました。
(設置工事風景)
(ご寄付により設置していただいた支柱と日除けシート)
この支柱が防鳥ネットを張るときにも大活躍しています。
単管パイプを組まないで済み、見た目も丈夫さもよりよくなりました。
さらに、夏や日差しの強い日には日除けとしてもダチョウに快適さを提供してくれました。
Before
(昨年度の単管を組んで防鳥ネットを張ったダチョウ舎)
After
(今年度の防鳥ネットを張ったダチョウ舎!!)
支柱と日除けシートはダチョウだけでなく、フラミンゴとペンギンにも提供していただきました。
(フラミンゴの支柱)
心から感謝を申し上げます。
小川クリニック様ありがとうございます。
この防鳥ネットに合わせて、今年も
・消毒(手指、展示場周など)
・長靴の履き替え
などなど鳥インフルエンザの対策を行っています。
また、鳥インフルエンザは野鳥との接触や糞尿などを介して感染するため、
発生状況によっては部屋に収容して非展示になることもあります。
様々な対策、対応をとってダチョウの「グミ」やフラミンゴをはじめ動物園の鳥たちを守っていきます。
(ダチョウのグミ)
先日、千葉県で鳥の糞を調べたら高病原性鳥インフルエンザのウイルスが見つかったようです。
このように、街中の鳥糞にウイルスがいる可能性はあります。
糞を踏んでウイルスを広げてしまうこともあります。
そこでお願いです。
・感染が確認された場所には野次馬しに行かないでください
・必ず、靴底消毒用のマットを踏んでからの入園をお願いします
私たちも対策を徹底していきますので、皆さんと一緒に対策に取り組めたらうれしいです。
よろしくお願いします。
もう師走なんて... ダチョウ・フラミンゴ担当者