
更新日:2022.10.08国際レッサーパンダデー裏話
国際レッサーパンダデー裏話
今年の国際レッサーパンダデーの様子は前回(コチラ)お知らせしました。
今回は、その舞台裏をご紹介します。
まずはパネル展に花を添えてくれている7頭のレッサーパンダたち。さて、このレッサーパンダたち、ちゃんと全部違う個体だとわかりますか??
野毛山動物園の長きを職員とともに支えてきてくれた歴代のレッサーパンダたちです!
(※拡大印刷に可能なデータサイズで残っていた個体しか作れなかったため、7頭となっています。)
1頭当たりA2に収まるサイズで作ったので、各個体のポーズにより大小あり、
「等身大です!」とは言いきれません。"やや等身大"と言っておきましょう。↑出番待ちのレッサーパンダたち
配置を決めて...
(奥はレッサーパンダたちが一堂に会している様子に大満足の担当者と手伝ってくれているワラビー担当S職員)
取り付けます。配置はあいうえお順でも年代順でもありません。
誰が誰だか分かったら、あなたはもう野毛山レッサーパンダマスターです☆
また、今回、PC作業の得意な管理係H職員は強力な助っ人でした!
やや等身大レッサーパンダたちを始め、あらゆる製作物はH職員がいなかったら
(私だけで作っていたら...)このクオリティは実現できませんでした。
このイチゴは...入園口の募金箱になりました。
等身大イチゴのポスターも、(こちらは"やや"ではなく"ちゃんと"等身大です!)ガイド後に活躍している募金箱も、
H職員の作品です!
なかよし広場前の休憩所のモニターで放映中の動画は教育普及担当S職員の編集によるもの。レッドパンダネットワークのスタッフの方から頂いた写真や動画をたっぷりと使用しています。
まるでレッサーパンダの棲む森に入り込んだような雰囲気ぴったりのしっとりとした音楽をバックに、
現地で活動されている地域住民の方の笑顔やレッサーパンダについて実際に森に入って
学んでいる子供たちの表情もとても素敵です。
ぜひ、こちらもお見逃しなく!
レッサーパンダデー当日の特別ガイド用のリンゴはこのように準備していました。
しかし、この頃入荷していたリンゴが全て小さめの青いリンゴだったので...イチゴが握ってしまうと全くわからない感じになってしまいました。残念...
現在、お食事タイム(ガイド)が月~金13:30で実施しています。
10月16日(日)までパネル展と動画公開、募金活動は引き続き行っていることもあり、
お食事タイムでもレッサーパンダの保全のお話を入れています。
また、実は、9月17・18日以降も普段土日は設定していないガイドを人出やお天気を見て
ゲリラ的に実施していました。
9月25日(日)のゲリラガイド時の様子。すごい人です!
繰り返し行うことで、レッサーパンダに興味を持ってくれる人が2倍3倍になるかもしれません。
自分にできることは何か考えてくれる人が2倍3倍になるかもしれません!
さらにこちらは「もう少し目立つように...」とH職員が最近作り直してくれた募金箱です。森の再生のために1本でも多くの木を植えられるように...
苗を育てるためのビニールハウスが1棟でも多く建てられるように...
ぜひご来園の際はご協力をお願いいたします☆
このように、担当者だけでなく複数の職員にも協力してもらいながら実施している国際レッサーパンダデー企画。
"世界(国際)○○の日"は、飼育する動物(=生息域外保全)はもちろん、
野生でくらす動物(=生息域内保全)のためにも「動物園にできること」は何か、
職員も改めて考えるきっかけの日にもなっています。ぜひ、まだ来られてない方も、すでにいらっしゃった方も何度でも、イチゴに会いに来てください。
お待ちしています!
飼育展示係 永井