
更新日:2017.01.13モミジ、大きな展示場にチャレンジ!
モミジ、大きな展示場にチャレンジ!
12月下旬に正式に展示デビューとなった「モミジ」。
中展示場ならなんでも来い!な雰囲気になったかな?展示場で見せてくれる行動や表情も増えてきました。そのたびに、そんなこともできるようになったんだ♪と褒めまくる担当者です。この気持ち、伝わるかはわかりませんが(笑)
さて、次はお隣の大きな展示場(大展示場)で過ごせるように練習を始めました。
大展示場への間仕切りを開けてみると・・・やはり「モミジ」にしか見えない壁が出現・・・好奇心の塊の「そら」ならす~っと行ってしまうだろうその先に行こうとしません。予想通り、想定内です・・・。
しかし、ここで活きてくるものがあります。実は「そら」も取り組んでいるトレーニングを「モミジ」も始めました。もちろん、最初からいろいろできるわけではありませんので、まずは「モミジ」と呼んだら来ることを覚えてもらっていました。
「モミジ~」と呼び掛けると、未知の場所で怖い...と思っている隣の展示場の入口まで近づいてきてくれました。ちなみに、中展示場での馴致はトレーニング開始前だったので、呼び掛けても「モミジ」の気が向かないと近くには行きませんよという感じでした。
最初は入口でご褒美♪次は展示場の中に体が入るくらいの距離で呼び、ターゲットに触れさせたら、ご褒美♪を繰り返していきました。
そんなことを繰り返しているうちに、自ら入っていくようになりました。
大展示場に入って、エサをゆっくり食べられるようになってもらいます。
でも、最初は不安になってもすぐに安心できる場所にもどれるように、入口にかなり近い場所にエサ籠をつけました。次の写真では、少しだけですが入口から離れた位置にエサ籠があるのがわかります。
「モミジ」はこれまでの馴致でもそうだったのですが、大体3回目で何かが変わる気がします。大展示場の練習も3回目で、いろいろな探索が始まりました。ウロウロする「モミジ」が向かったのは・・・
グレビーシマウマの「モモタロウ」のところでした。
しかし、「モモタロウ」も興味津々!過ぎて...「モミジ」に引かれていました(汗)
このあとも、「モミジ」の冒険は続きます♪
フェンスの向こうにある木の葉をつまみ食いしたり...
足元の排水溝をチェックしたり...中展示場の馴致の時よりも好奇心を発揮してくれた「モミジ」!
野毛山歴2か月が過ぎ、隠れていた素顔がまだまだあるということを感じさせてくれました。慎重派で怖がり?と思っていましたが、好奇心もあり、案外気が強い「モミジ」です。
ちなみに、大展示場にある木の葉を吊るすポールからは、まだ木の葉を食べることができません...これはいつ克服できるか楽しみです。
(飼育展示係 落合)