更新日:2021.11.23まったり。
更新日:2021.11.23
まったり。
「静」のサル、アビシニアコロブスのお話です。
隣近所にわちゃわちゃしているサルの仲間たちがいるので、なかなか注目を浴びづらいのですが...
白と黒のツートンカラーで、尾や背中の白く長い毛がとても神々しく見えるサルです。
これは真夏のソラマメ(オス)です。体が黒いせいか、夏場は暑すぎて、涼しい部屋にこもるか、日陰の地面にべったり這いつくばるか...のどっちかでしたが、最近の気候の良い時期は、ずっと外で「まったり」過ごします。
「まったり」...というのも理由があって、隣のフサオマキザルは、長い距離をいろいろな種類のエサを求めて歩き回るのに対し、アビシニアコロブスは繊維質の多い木の葉を主食とするサルです。手近なところでたくさん食べられますし、消化に時間がかかるので、ゆっくり、まったりとして過ごす時間が長いです。
さて、そんなアビシニアコロブスたちの展示場に、新しく「まったりスポット」が追加されたのをみなさんお気づきですか?それは...
これです。なかよし広場で飼育員が抱き方のレクチャーをするときに使っていたお立ち台をいただいたのです。とっても立派なので、SDGsも叫ばれる昨今、「使う責任」もあるので、アビシニアコロブスたちに最後まで使っていただこうと思います。
もう、展示場に入れたその日にお気に入りです。アズキ(メス)とナッツ(オス)親子が良く乗っています。
そして、お昼前後はちょうどお日様が当たるので、なかなかだらしのない(?!)姿でくつろぐ姿がご覧いただけます。
ちなみにこちらはソラマメ(オス)です。
さあ、みなさんも一緒に日向ぼっこしてみませんか?
ちなみにちなみに既存の台でもまったり継続中です。
飼育展示係 山田(あ)