更新日:2021.11.04カグーと様々な鳥たちの足
カグーと様々な鳥たちの足
みなさん、こんにちは!
突然ですが、カグーの足は見たことありますか??
顔や姿は知っている方はいると思いますが、足をじっくり見る機会はあまりないと思います。
今回はほとんど注目したことがないであろうカグーの足と他の鳥類の足を比べてみました!!
(下からミドリン)
まず初めに、カグーたちの足についてです。
ちなみにカグーは空を飛ぶことができず、地上を歩く鳥です。
カグーの足はどのような形かというと・・・
(ミドリンの美しい足)
上の写真のような足をしています。
カグーの足は赤に近いオレンジ色で、4本の指があります。
同じ陸上を歩くニワトリの足は下のような写真です。
(なかよし広場のゴイシチャボ)
(オスの足)
(メスの足)
(なかよし広場のシロウコッケイ)
(オスの足)
(メスの足)
ゴイシチャボは指が4本で、ウコッケイは指が1本多く5本あります。
「あれ??オスはメスより1本多くない??」と疑問に思う方いるでしょう。
実は鋭い指のようなものは蹴爪(けづめ)という爪なんです!
蹴爪はオスのニワトリにあり、オス同士でケンカなどをするための武器のような役割があります。
蹴爪という名前の通り、ニワトリはケンカの際には蹴りあって決着をつけます。
カグーは足で蹴りあうというより冠羽を逆立てて威嚇したり、長いくちばしを使ったりするため、蹴爪はありません。
そして、止まり木に止まる鳥類には木をつかむために後ろ側に、人でいう親指のような短い指がついています。
続いて、陸上と水中を行き来するペンギンとカナダガンの足は下のような写真です。
(お腹におしゃれな落ち葉が付いているペンギン)
(大池のカナダガン)
ご存じの方も多いと思いますが、水中を泳ぐ鳥類には足にヒレのような水かきがついて、
泳ぐ際に適した足の構造をしています。ちなみに水かきは指と指の間についています。
また、カグーのように人でいう親指のような指もありますが、ほとんど退化して足の内側に小さく突き出していて小さな爪も生えています。
写真では角度により、見えづらくなっていますが4本の指があります。
鳥の種類によって、
足の形が結構違うため、動物園に来園した際にいつもと違う視点で観察してみると面白い発見があるかもしれないですね。
おまけ:最近のカグー
新しい飲み水を入れ替えている途中に、何をしているのか足を入れて様子を見にきました。
急に寒くなってきましたが、変わらずカグーのミドリンとムラリンは元気に過ごしています!
(興味津々なミドリン)
(カグー担当 カネコ)