更新日:2026.01.28ペンギン達の冬
ペンギン達の冬
みなさん、こんにちは
最近、ペンギン達が泳いでいる姿を見て「寒そうだね」とお話をしているお客様をよく見かけます。

(冬の空とペンギン達)
飼育担当も、そう思います。

ですが、最近は朝夕の気温よりもプールの水温が高い日が多いんです。
そう考えると、プールを泳いでいた方が、寒さをしのげるのかもしれませんね。
(...と言っても、水温は10℃程度です。冷たい!)

(みんなで泳ぐペンギン達)
なぜペンギン達が冷たい水で泳いでも大丈夫なのかと言いますと、ペンギンの羽に秘密が隠されています。

(つるつるに見えるけど...)
ペンギンの羽の下には、綿羽というふわふわな羽の層があります。
そこに空気を溜めておくことで、寒さや冷たさから体を守ることが出来ているのです。

(2025.8 換羽の時の写真 黒い羽の下に白いふわふわの羽がびっしりと生えています)
また、尾の近くにある"尾脂腺"から出る油をくちばしで全身に塗ることで羽をコーティングし、水をはじくことでも体温を保っています。

(2025.8換羽の時に見えた尾脂腺)
それに加えて、体の中には厚い皮下脂肪もついていますし、
冷え込む朝いちばんは、巣穴の中で身を寄せ合うペアの姿も見られます。
晴れた日は、陸で日向ぼっこをしていることも多いです。
暑さよりも寒さが苦手な"温帯のペンギン"達。
日本の寒さは、このようにして乗り切っているようです。

(アジをくわえるユイと押し負けているアース)
巣穴といえば...
野毛山のペンギン達の産卵シーズンは例年12月くらいです。
しかし、今年は安定しておらず、1月現在でも盛んな営巣や産卵をおこなっていません。
まだ巣穴が決まっていないペアもいます

(まだまだ擬岩上が定位置なアサヒ・ミントペア)
繁殖のスイッチが入るよう、巣穴に人の手で巣材を入れたり、巣材の種類を変えたりと工夫をしてみています。
これからも観察を続けながら、ペンギン達の体調管理に努めていきます。

(がっついて食べたアジで真っ赤になるミント)
野毛山動物園に来られた際には、ぜひ
冬のペンギン達に会いに来てくださいね。
はぎわら