
更新日:2025.08.22【飼育展示係長の野毛山日記④】 休園日の動物園
更新日:2025.08.22
【飼育展示係長の野毛山日記④】 休園日の動物園
先日園路を歩いていたところ、お客様から「来園者のいない休園日の動物園では、飼育員さん達ものんびり出来ますか?」というご質問をいただきました。
その方にもお伝えしたのですが、開園日には出来ない多くの作業があるため、我々飼育員にとって、実は開園日より休園日のほうが忙しいのです!
ということで今回は、今週の月曜日(休園日)の、園内の様子をご紹介したいと思います。
まず休園日に行う作業の代表格と言えるのが、動物たちのプール清掃。
こちらはペンギン舎のプール清掃を行っている飼育員です。
お利口なペンギンたちは清掃が終わるまで、ちゃんと陸地で待ってくれています。
続いてこちらの飼育員は、インドガビアルのプール清掃中です。
水の抜かれたプールで微動だにしない、インドガビアルの通称「ガビ子」ちゃん。
写真をズームしてみると、しっかり眼を開いていました。
ちなみに、危険動物に指定されているインドガビアル。
万一の事態に備え、プール清掃が終わるまでのあいだ、管理職が必ず一人、飼育事務所の監視カメラで監視を行うことにしています。
一方フサオマキザル展示場では、止まり木増設作業の真っただ中です。
こちらは固い番線を締めるときに使う、「シノ」という道具。
休園日に行う共同作業を通じて、先輩飼育員から若手飼育員へ、工具の使い方やロープワーク等の技術を伝えていくことも、大切な仕事の一つです。
他にも新しい看板の張替えや、
広場の草刈りなど、普段お客様がいる中では出来ない、様々な作業をしているスタッフたちの姿が見られました。
今回ご紹介したのは、休園日の動物園のほんの一部。
また何か新しい休園日ネタがあったら、こちらのブログでお伝えしたいと思います!
(飼育展示係長 伊原)