飼料班のおしごと③

今回は、先日からほかのブログでも話題になっているインドライオン、ラージャーのエサについてです。

以前からラージャーの食欲が落ちてきているということで、与える量を変えてみたり、

肉の切る大きさを変えてみたり、メニューを変えてみたりと飼育担当者さんと飼料班で

色々と試行錯誤をしている今日この頃です。

どの動物もそうですが、エサの変更については飼育担当者さんから直接飼料班に話がきます。

その動物の体調や年齢のほかに季節の変動、時にはその日の気分によって食べないこともあります。

なので、季節が変わるごとに給餌量変更の話もきますし、

動物種によっては繁殖期や非繁殖期で与えるエサが変わることもあり、エサの種類変更の話もきます。

その際、エサを与える個体の状態についてもお話がくることがあるので、

飼育担当者さんと一緒に考えながらメニューや給餌量などの変更を行っています。

(もちろん、最終的には管理職からの了承も得ます。)

話を戻します。

現在、ラージャーは食欲が減退し、採食量が減っています。以前は曜日ごとに給餌量を変え、

ごく少量しか給餌していない日もありましたが、今は少しでも食べる気のある日を逃がさないよう、

食べたいものを食べられるようにしてあげることを心がけています。

飼料班は、エサに関することでしか動物や飼育担当者さんたちを支えることができません。

ラージャーはもちろんのこと、ほかの動物たちの生活も、それぞれ自分たちのできる範囲でサポートしていければと思っています。

流浪の動物園職員　飼料担当　矢澤

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