
更新日:2024.05.11来たれ!バードウィーク
来たれ!バードウィーク
5月10日~16日は愛鳥週間(Bird week)です。
この時期は夏鳥が日本に渡ってきて、繁殖も活発になる時期で、
野鳥を大切にし、守ろう!という考えを広めるために作られました。
鳥類の飼育担当者としてぜひ色々な人に鳥類の魅力を知ってほしいのですが、
哺乳類に比べるとどうしても人気が控えめな印象があります。
そこでこのブログでは鳥の生態や微笑ましいやり取りを写真を交えて紹介していきたいと思います。
まずはこちらのカモ
オカヨシガモ
カモは泳いでいるところをよく見ますが
水底に食べたい水草などがあると
写真のように逆立ちをします。たけのこのようですね。
また、カモの種類によっては陸に上がって草を食べることもあります。
ヒドリガモ
時々、周囲を確認するために顔を上げます。
ただ、こんな時でもすぐに水の中に逃げられるように
水辺の近くは離れないようにしています。
こちらのオオバンは食べるのに夢中になってどんどん近づいてきました。
この後僕の存在に気が付いて逃げていきました。
こちらは少しもめているようです。
言い合いをしているように見えてかわいいです。右の方から他個体が駆け寄ってきています。
続いてこちらでは水場に小鳥たちが集まってきています。
冬になると水場が少なくってくるため、
このように違う種類の鳥でも集まって一緒に水を飲むこともあります。
会議をしているようでかわいらしいですね。
ツグミ(真ん中の大きい鳥) マヒワ(周りの黄色い鳥)
続いて、鳥類の足事情です。
南極にいるペンギンたちは氷の上にいて足が冷たくないのかなと思った方がいるかもしれません。
鳥の足は特殊な仕組みになっており、足先で冷えた血液を動脈の温かい血液が温めて、
体の内部まで冷えないようになっています。
こちらのセグロセキレイも冬の朝、霜が降りるほど寒い中でも元気にエサを探しています。
こちらの写真は足の冷えなどとは特に関係のない話題なのですが、
細い杭に止まっており、自分の指を少し踏んでいてかわいらしいです。
次の写真はハシボソガラスがラブラブしているところです。
こんな大きいのにスズメの仲間なんておもしろいですよね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
きっともうみなさん鳥好きですね。
野毛山動物園では愛鳥週間に合わせて入口近くでパネル展も実施しますので
ぜひお越しの際は見てみてください。
バードケージ担当 筋トレ部部長 多田