
更新日:2025.07.18チャッピーを探せ!
チャッピーを探せ!
みなさんこんにちは!
フクロウ・シロフクロウ担当です。
ズーラシアのフクロウ展示場では、夏季はフクロウ、冬季はシロフクロウを展示しています。
時期によって展示している種を分けている理由の一つは、シロフクロウが、蚊が媒介する感染症にかかりやすいからです。
そのため、蚊が多く発生する夏の間は、比較的感染症に耐性のあるフクロウを展示し、逆に蚊がいなくなる冬の間は寒さに強いシロフクロウを展示しています。
そこで今回は、夏季に展示をしているフクロウについて紹介したいと思います。
ズーラシアで飼育しているフクロウはこちら!
名前は「チャッピー」と言います。
2015年に横浜市内で保護された個体で、2018年にズーラシアにやってきました。野生の保護個体ですが性格は穏やかで、人間が近づいても逃げたり威嚇したりはせずに、おとなしくしていることが多いです。
そんなフクロウのチャッピーですが、あまり目立たないため、お客様からフクロウの展示はお休みしているのかと勘違いされてしまうことも多いです。
実際、植物が生い茂った展示場の中で1羽のフクロウを見つけるのは大変です・・・。
ですが、実はフクロウを見つけるうえで大切なポイントがあります!
それはフクロウは夜行性であるということ!
そんなの当たり前だと思うかもしれませんが、フクロウを見つける上では大切なポイントです。
夜行性であるフクロウにとって、基本的に日中は休息の時間です。そのため、日中に木の枝や樹洞でじっとしていることが多く、地面に降りてくることは少ないです。
野生では、空腹時などに日中も狩りを行うことがあるようですが、動物園のように簡単にエサが手に入る環境ではその必要もないため、チャッピーが活動開始するのも閉園してから。
つまり、ズーラシアが営業している間は、基本的にずっと木の枝でじっとしているんです。
なのでズーラシアのフクロウを探す際は、展示場の上半分に注目し、チャッピーが落ち着いて休息できそうな少し太めの木の枝を満遍なく探してみることがおすすめです!
そしてもう1つのポイントは、チャッピーは常にお客様のことを観察しているということです。
動物園で飼育されているフクロウは、日中は目を閉じて寝ているというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、なぜかチャッピーはかなりの確率でお客様の方をじーっと見つめています。
なので、なかなか見つからないと諦めずに探してみてください。チャッピーはどこかでこちらを見つめているはずです・・・。
木が茂っていて中々フクロウを見つけにくい展示場ですが、だからこそフクロウの野生に近い姿をご覧いただくことができるのが、ズーラシアのフクロウ展示場の魅力です。
まるで野生のフクロウと出会ったような迫力のある写真を撮ることもできるので、「見つけ出すことができたら良いことあるかも!」と思って根気強く探していただけたら幸いです。
ということで、今回はフクロウのチャッピーを紹介しました。
夏の間しか出会えないフクロウの「チャッピー」ぜひ探してみてください!
ミナミアフリカオットセイ、フンボルトペンギン、トウホクノウサギ、フクロウ、シロフクロウ担当
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