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カンムリセイランについての写真

更新日:2025.06.19カンムリセイランについて

更新日:2025.06.19

カンムリセイランについて

みなさまに悲しいご報告をしなければなりません。

2025年6月12日 カンムリセイラン№55(メス)が直腸・肺腫瘍及び排泄障害のため、死亡しました。

№55は、2020年6月15日にズーラシアでは数年ぶりに生まれた雛でした。

展示場ですくすくと成長する姿をご覧になられた方も多いと思います。

ヒナ①.jpg

お母さんとヒナ②.jpg

母親の愛をたっぷりと受け、どんどん大きくなっていく姿がたくさんの写真、形となって残っていました。私は当時の姿を見たことはありませんが、写真を見返しただけで、大切に育てられていたことが伝わってきます。

ヒナ②.jpg

餌皿の中に入るヒナ.jpg

母親とヒナの後ろ姿.jpg

カンムリセイランの母親は過保護なくらい、とても大事に大事に雛を育てます。

美味しい餌を分け与えている写真も残っていました。

母親とヒナ餌を食べる①.jpg

母親とヒナ餌を食べる②.jpg

母親とヒナ餌を食べる③.jpg

私が担当になった当初は、他の個体に比べてとても繊細で、こちらの動きをとても気にしているように見えました。写真を撮るのもひっそりと...でした。

大きくなったヒナ.jpg

オスとメス.jpg

怖がりで、臆病な性格でしたが少しずつ慣れてきているようでした。

今年は新しいお部屋に移動をしていました。

今年の様子.jpg

こんなふうに近くで写真を撮れるようにもなりました。

今年のヒナ②.jpg

最近では自ら近づいてきて、手から好きな餌を食べてくれるようにもなりました。

とても愛らしい瞳が大好きでした。

今年の様子②.jpg

もう少しで誕生日を迎え5歳になるところでした。

まだ4歳と若く、まだまだこれからたくさんのことを経験するところだったと思います。

みなさまには悲しいご報告となってしまい申し訳ありません。

展示場でたくましく成長していたあの頃からたくさんの愛を受けていた№55、今まで本当にありがとう。

安らかに。

まつもと