更新日:2024.03.29ニホンザルの「トシコ」が死亡しました
更新日:2024.03.29
ニホンザルの「トシコ」が死亡しました
タイトルの通り、3月11日にニホンザルの「トシコ」(メス)が死亡しました。推定32歳のおばあちゃんでした。
死因を調べるために解剖した結果、肺全体に腫瘍が見つかりました。
死亡する一か月くらい前から、朝、展示場へ出る時に、群れの最後にゆっくりと出てくるようになりました。少しずつ動きがゆっくりにはなっていましたが、餌をあげるとしっかり食べていました。
高齢個体ということもありますが、だんだんと顔色が悪い日が増え、顔色が良くなったと思ったら次の日には悪くなったり・・日によって体調がまちまちでした。ですが、最後まで食欲はあり頑張って生きようとしていました。
トシコは園路から見えにくい場所でのんびりとひなたぼっこをしていることが多かったため、写真も裏側から撮ったものがほとんどです。温厚な性格で、同じおばあちゃんのトミコ(メス)と一緒にいることが多かったです。
(左がトシコ、右がトミコ)
トシコはズーラシアが開園する時に来園した初期メンバーの1頭です。1998年に日立市かみね動物園からズーラシアに来園しました。そして2010年に待望の赤ちゃんを産みれました。それがクリス(メス)です。親子でとても仲良く毛づくろいをしあっていました。そんなクリスはトシコが死亡する前の1~2週間、トシコの周りに若い個体集まってくる時にトシコの近くにいて守ろうとしていたようなこともありました。クリスはとても立派に育っているので、トシコは安心して天国から見守っていると思います。
写真はクリス↓
皆様、トシコを愛してくださりありがとうございました💐
トシコ、長い間おつかれさま。そして、ありがとう。